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23年ぶりに目覚まし時計を見つけた英国男性 亡き母の声を取り戻す SNSで話題に

2021/06/01 12:19掲載
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Alarm Clock, Ed Morrish and Christine
Alarm Clock, Ed Morrish and Christine
英国の男性は、学生時代に母親に買ってもらった23年前の目覚まし時計を見つけます。そこには、15年前に亡くなった母親の声で録音された「起きなさい」の声がまだ残っていました。彼が持つ母親の声の録音はこれだけで、9歳と11歳の2人の子供たちは、初めて祖母の声を聞くことができました。男性はこれをツイッターで共有、話題に。

英リーズ出身で現在はハンプシャー州に住むエド・モリッシュ(41歳)は、自宅のガレージを整理している時にこの時計を見つけています。

オーディオやコメディのプロデューサーとして活躍するモリッシュは、次のようにツイートしました。

「1998年に大学に進学したとき、母がアラームを録音できる目覚まし時計をくれたので、“録音しておいて”と言いました。今、それを見つけたのですが、まだ動いています。母は2006年に亡くなり、僕が持っている母の声の録音はこれだけです」

時計の録音では、モリッシュの亡き母クリスティンが「エドワード、起きなさい」と叫んでいるのが聞こえます。

この発見について、モリッシュは次のように語っています。

「箱を開けた瞬間にそれが何かは分かっていたので、ショックはありませんでしたが、それでも、ちゃんと動いていて嬉しかったです。母の声を思い出すことができて嬉しいし、もちろん笑ったよ。母が録音するなんて、とても馬鹿げたことだったから」

モリッシュは、マンチェスター工科大学での研究期間中、ずっと時計を使っていたという。それ以来、ロンドンで2年、ハローで8年、そして現在のハンプシャー州の家で10年、この時計は生き延びてきました。

伝えられるところによると、子供たちは亡くなった祖母の声の録音に「驚いた」 といい、父親に「おばあちゃんの声、こんな感じだったの!?」と尋ねたという。

モリッシュは「僕のベッドの脇に置いているので、子供たちが僕を起こしたいときには、僕の母親にやってもらうこともできるよ」と話しています。