ボブ・ディランの80歳の誕生日を記念して、英国の新聞ガーディアンは、ミック・ジャガー、マリアンヌ・フェイスフル、トム・ジョーンズ、スザンヌ・ヴェガ、ウェイン・コイン、マイク・スコットなどの著名ミュージシャンが選んだ特集「私のお気に入りのディラン・ソング」を掲載。ガーディアンのサイトでは、選んだミュージシャンのコメントも掲載されています。
●Mick Jagger
Desolation Row (1965)
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僕が実家でボブ・ディランのレコードをかけていたのは、彼がまだアコースティック・フォーク・シンガーだった頃だけど、すでに彼はとても重要な存在で、彼の歌詞はポイントを押さえていた。表現は言葉だけではなく、アクセントやムード、ひねりを加えたものだ。彼の偉大さは作品群にある。
僕は『Blood on the Tracks』 (1975年)のセッションに参加したことがあるんだけど、彼が「Lily, Rosemary and the Jack of Hearts」を録音しているのを見るのがとても楽しかった。信じられないような深みのあるストーリーで、その上、コントロールルームにはレコード会社のつまらない人たちがいて、その人たちに囲まれている。僕にはそんな録音はできない。
「Desolation Row」の歌詞はとても面白く、多様性に富んでいる。実在する通りではないので、自分で空想を膨らませることができる。私が想像するのは、容赦のない場所、あまり過ごしたくない場所、そして奇妙なキャラクターたちがいる場所。冒頭の「絞首刑の絵ハガキ」の一節がその雰囲気を醸し出しているが、その後、このひどい出来事が「船乗りでいっぱいの美容院」やサーカス団の人々と重ね合わされている。「工作員と超人的なクルーがやって来て奴らより物知りな者を一人残さず捕まえていく。そして彼らは工場へ連れていかれ 心臓麻痺マシンを肩からかけられる」という歌詞は、怖くて終末論的で、悪意に満ちている。
僕の解釈では、これは政府や軍の管理についてだが、こには見返りがある。「私がどうしているか尋ねたとき、それは何かの冗談だったのか?もう手紙は送らないでくれ、荒廃した町から送らない限りはね」。とても個人的なことのように聞こえる。音楽的には、彼はそれを美化している。セッション・ギタリストのチャーリー・マッコイが奏でるハーフスペインのギター・ラインが大好きだ。本当に素敵な曲で、イメージに合わないはずなのに、実際には合っている。いつ聴いていても、何か素晴らしいものや新しいものを得ることができます。
●Marianne Faithfull
It’s All Over Now, Baby Blue (1966)
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●Judy Collins
Bob Dylan’s Dream (1963)
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●Yola
Corrina, Corrina (1963)
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●Tom Jones
Blowin’ in the Wind (1962)
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●Lee Fields
Blowin’ in the Wind (1962)
●Suzanne Vega
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●Gillian Welch
Ballad of a Thin Man (1965)
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●Wayne Coyne, the Flaming Lips
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●Billy Bragg
Mr Tambourine Man (1965)
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●Meghan Remy, US Girls
Changing of the Guards (1978)
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●Dan Bejar, Destroyer
The Groom’s Still Waiting at the Altar (1981)
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●Mike Scott, the Waterboys
Lonesome Day Blues (2001)
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●Eleanor Friedberger
I’ve Made Up My Mind to Give Myself to You (2020)
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詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://www.theguardian.com/music/2021/may/24/favourite-dylan-song-mick-jagger-marianne-faithfull-tom-jones-judy-collins-and-more