イタリアの偉大な音楽家のひとり、
フランコ・バッティアート(Francesco Battiato)が死去。イタリアのANSA通信によると、5月18日の未明にシチリア島の街ミロにある自宅で亡くなったと彼の家族が明らかにしています。76歳でした。
愛されたイタリアのシンガーソングライターであり、作曲家であり、映画監督でもあるバッティアートは、40年以上のキャリアを持っています。ポップス、プログレッシブ・ロック、ニュー・ウェイヴ、エレクトロニックなど、さまざまなジャンルの作品を手がけました。その才能と詩的な叙情性、そして国内外での人気から、“Il Maestro(イル・マエストロ、巨匠)”の愛称で親しまれました。
1984年のユーロビジョン・ソング・コンテストにイタリア代表として参加した際には、長年のコラボレーターである歌手のAliceとともに「I Treni di Tozeur」を発表しました。
バッティアートは2010年まで音楽活動を続け、2017年のフェアウェル・ライブに先立ち、2016年には、かつてのユーロビジョンのコラボレーターであるAliceとツアーを行いました。その後は病気に悩まされ、2019年に引退しました。