ジョニ・ミッチェルは、米音楽界の重鎮
クライヴ・デイヴィス(Clive Davis)が主催したヴァーチャル・グラミー・パーティーに登場、貴重なインタビューが行われています。
ミッチェルは、自身の音楽の進化が周りの男性シンガーソングライターにどのような影響を与えたかについて語っています。
「私の初期の作品は、ある種のファンタジーで、そうではないものを書き始めたとき、もっと自分の魂を削って人間らしさを出し始めたとき、私の周りのシンガーソングライターたちは怖がっていました。男たちは、まるで(ボブ)ディランがプラグを差し込んでエレキを使うような感じで神経質になっているようでした。“これって、今やらなきゃいけないことなのかな”ってね。でも、時が経つにつれ、影響を与えていったと思います。自分の経験からより多くのことを書くようになったのだと思います。文学はとても個人的なものなのです。人々は経験から書き、それが文学を豊かにするのです。でも、よく言われたのは“誰も君の曲をカヴァーしないだろう。あまりにも個人的だから”と。しかし、それは真実ではありません。たくさんカヴァーされています。それは私にとってとても励みになりました。“この男性たちがなぜそんなに怒るのかわからない......私が表現しようとしているのは、ただの人間らしさなのだ”と思ったからです」。