オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)が
ウィーザー(Weezer)の2001年ヒット曲「Hash Pipe」を歌っていた可能性があったことをウィーザーの
リヴァース・クオモ(Rivers Cuomo)が明らかにしています。リヴァースはまた、ソングライティング・クレジットにオジーやランディ・ローズの名前があるウィーザーの新しい曲のひとつ「Blue Dream」についても語っています。
リヴァースは米Guitar World誌のインタビューの中でこう話しています。
「2000年だったと思うけど、彼に何か曲はないかと聞かれて、たまたま“Hash Pipe”を書いていたんだ。彼に送ったんだけど、結局使ってもらえなかった。彼がこの曲を歌っていたら面白かったかもしれないね」
このコラボレーションは実現しませんでしたが、ウィーザーの最新アルバム『Van Weezer』には、リヴァース、オジー、
ボブ・デイズリー(Bob Daisley)、
ランディ・ローズ(Randy Rhoads)の4人がソングライティングにクレジットされている「Blue Dream」が収録されています。
「Blue Dream」はオジーの1980年アルバム『Blizzard of Ozz』に収録されている「Crazy Train」のリフとフックを中心に構成された曲です。「Crazy Train」はオジー、ボブ・デイズリー、ランディ・ローズによって書かれています。
インタビューの中でその類似性を指摘されたリヴァースは、笑いながら2つの曲が「かなり似ている」ことを認め、「サンプリングのようなものだよ。でも、自分たちで演奏しているよ」と付け加えています。
「Blue Dream」はもともと、別のリフで始まりました。リヴァースは、曲自体は気に入っていましたが、リフには満足していませんでした。「史上最高のギター・リフではなかった。そうあるべきだと思っていたんだけどね」。
その時、マネージャーから「Crazy Train」をサンプリングしてみては?と提案されたそうです。リヴァースは「彼が考えていたのは、“何が人々の話題になるだろう?インターネットを混乱させるにはどうしたらいいか?”ということだった」と話しています。
この提案は「Blue Dream」を完成させるために必要なピースとなりました。彼らはオジーのチームに連絡を取り、承認を得ました。オジー本人からの具体的な反応は得られなかったものの、「彼らが承認したのだから、彼が聞いたのだと思う」とリヴァースは話しています。
●Weezer - Blue Dream
●Ozzy Osbourne - Crazy Train
●Weezer - Hash Pipe (Revised)