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ピンク・フロイドのシド・バレットが60年前 15歳の時に描いた絵がオークションへ

2021/05/13 16:06掲載
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Syd Barrett
Syd Barrett
ピンク・フロイド(Pink Floyd)の創設メンバーであるシド・バレット(Syd Barrett)は60年前、高校を卒業するとき、自身が15歳の時に描いた絵を芸術教師に贈ったことがあります。その教師の息子がこの絵を売りに出しています。

この絵は「Orange Dahlias in a Vase (花瓶の中のオレンジ・ダリア) 」というタイトルで、シドはケンブリッジシャー男子高校に通っていた時(1961年10月)に描いたものです。ロジャー・ウォーターズとストーム・ソーガソンも同じ学校に通っていました。

「Orange Dahlias in a Vase」は、5月27日にケンブリッジで開催されるオークション「Cheffins Art & Design Sale」において、3,000ポンドから5,000ポンド(約46万円〜約77万円)で落札されると予想されています。

芸術教師ジェラルド・ハーデンの息子で、現在この絵を所有しているフィリップ・ハーデンは、シド・バレット(ロジャー・シド・バレット)やロジャー・ウォーターズとは少年時代の友人でした。彼は次のように述べています

「僕は以前、定期的にロジャー(シド・バレット)を訪ねていたし、1960年代には彼とロジャー・ウォーターズと一緒にカウボーイやインディアンごっこをしたり、最初の『ドクター・フー』を見たりしたことも今でも覚えています。二人とも美術大学に行ってからは、私の人生から消えてしまいました。次に会ったときには、彼らはピンク・フロイドになっていました。

ロジャー・バレットは親切で思いやりがあり、子供のようなウィットとユーモアを持った楽しい人でした。幼い頃は一緒にいてとても楽しい人だったし、とてもクリエイティブで、何時間も絵を描いている姿をよく見かけました。

父がこの絵をロジャーからもらって家に持ち帰ったのを覚えています。この絵は教室の壁に飾られていて、父がポートフォリオの一部として保管していました。この絵には何か特別なものがあり、当時の彼のスタイルだとすぐにわかりました。彼はとても才能のあるアーティストだったのです。

何年も保管していましたが、そろそろ誰かに楽しんでもらいたいと思い、売ることにしました。ロジャー・バレットが世界的な現象になったことを知っています。彼はさまざまな人の心の中にあるさまざまなものを象徴していました。そして、彼のファンの中には、この作品を大切にしてくれる人がいるに違いないと思っています」

■「Orange Dahlias in a Vase」


■オークション・ページ
https://www.cheffins.co.uk/fine-art/lot-view,-roger-syd-barrett-british-19462006_71901.htm