スージー・クアトロ「初めて聞いた音楽」「自身にとっての最高のアルバム」「自分の葬儀で流してほしい曲」等の質問に回答

●私が初めて聞いた音楽

それはおそらく、母が私に歌ってくれたものでしょう。ドリス・デイの「ケセラセラ」をよく歌っていたのを覚えています。今でもお気に入りの曲のひとつで、「なるようになるさ」という素晴らしい歌詞を、私は今でも信じている。

●初めてライヴで演奏した曲

7歳のとき、父のバンド「アート・クアトロ・トリオ」の前でボンゴを演奏したことだと思う。父のライヴに連れて行ってもらい、ボンゴ・ドラムで「Mack The Knife」を演奏しました。

●史上最高のアルバム

私にとっては、ボブ・ディランの『Blonde On Blonde』です。最初に聴いたのは、14歳か15歳のときでした。それ以来、私は生涯ボブ・ディランのファンであり続けています。ボブ・ディランは歌詞を書くことへの私の愛情を明確にしてくれました。

●史上最高のシンガー

ナット・キング・コール。彼の声のトーン、スモーキーさ、そして心にストレートに響くところが好きです。

●史上最高のソングライター

真っ先に思い浮かぶのはキャロル・キングなので、彼女と言わざるを得ないでしょうね。

●ギターヒーロー

私の場合はベース・ヒーローね。私のベース・ヒーローは、タムラ・モータウンのジェームス・ジェマーソンです（1960年代から70年代初頭におけるモータウン黄金期のベーシスト。The Supremes、Steve Wonder、The Temptations、Marvin Gaye、Four Topsなどの数多くのヒット曲に参加）。私はデトロイト出身なので、モータウンが私の人生の一部でないわけがありません。私はモータウンで育てられました。モータウンは巨大で、私のDNAに永遠に刻み込まれています。

●私が見た中で最高のライヴ・バンド

私が最初に好きになったライヴ・バンドは、ブルース・マグースです。デトロイトのダウンタウンにあるChess Mate Clubというクラブに行ったとき、ニューヨークから来たサイケデリック・ロックンロール・バンドを初めて見たのですが、そのノイズとクレイジーさに圧倒されてしまいました。

●アンセム

私はビートルズの「Let It Be」が大好きです。60年代を締めくくる偉大なアンセムです。とにかく素晴らしい、素晴らしいナンバーです。

●土曜日の夜のパーティーソング

ディオン・アンド・ザ・ベルモンツの「Runaround Sue」。とても素晴らしいヴォーカルです。

●私が作った最高のレコード

私のニューアルバム『The Devil In Me』は、私の最高傑作です。そう言っているのは私だけではなく、すべてのレビュアーからも言われています。『No Control』（2019年）以来、私はソングライティングは波に乗っていて、まさにノンストップ。火がついたの。息子のリチャードは、アルバムのすべての曲を本当にカバーしてくれました。クリスマスソングの「My Heart And Soul」は、私たちがこれまでに書いた曲の中でも、最高に美しいものです。この曲は、夫を失ったことからきています。彼がいなくなって2ヶ月半後にリリースされました。

●私が作った最悪のレコード

本当に悪いことには関わらないようにしています。悪いことならやらない。ニッキー・チンとマイク・チャップマンは私のために曲を書いてくれましたが、マイクがデボラ・ハリーのために書いた「Some Girls」という曲がありました。彼女はその曲を欲しがらなかったので、彼が私のためにそれを演奏しました。私は言いました。「いや、これはポップだ。私はポップではない」と言いました。結局、この曲はRaceyに決まりました（1979年に全英2位のヒットを記録）

●私の後ろめたい楽しみ

私の最も後ろめたい楽しみは（英ドラマ）『コロネーション・ストリート』を観ることです。今はもう観ていないけど、昔はオリジナルの『コロネーション・ストリート』を観るのが好きでした。イギリスの生活をよく表していると思います。

●私の「恋をしたい気分」の曲

ナット・キング・コールの「When I Fall In Love」。今までで一番好きな曲です。私の心に大きな影響を与えました。

●私を泣かせる曲

同じ曲で、ナット・キング・コールの「When I Fall In Love」。最初に聞いたのは50年代に発売された時でした。私の父もよくこの曲をかけていました。

●自分の葬儀で流してほしい曲

また同じ曲です。実は、私の葬儀ではこの曲を流すように遺言書に書いてあるんです。