ピンク・フロイド「Echoes」のミニ・ドキュメンタリー映像公開

ピンク・フロイド（Pink Floyd）の代表曲のひとつ「Echoes」のミニ・ドキュメンタリー映像「Pink Floyd's First Masterpiece」が公開。

音楽関連のビデオ・エッセイ／ドキュメンタリーを公開しているPolyphonicの音楽エッセイスト、ノア・ルフェーヴルは、バンドの最初の傑作として「Echoes」を今回取り上げています。

ルフェーヴルによると、この曲は、パキスタンの国民的詩人ムハンマド・イクバールが空に救いを求めた美しい詩「Two Planets」をベースにしています。ロジャー・ウォーターズ（Roger Waters）は、このアイデアをもとに、地球上の生命が生まれた場所である海の深さを連想させるように書き直したという。ルフェーヴルによると、ウォーターズはこのイメージを、すべての人がお互いの人間性を思い出すための優れたイコライザーと考えたという。

ルフェーヴルは、「Echoes」について、人間がお互いの人間性を認識し、それに反感ではなく共感で対応する可能性を表現しようとしていたし、またバンドが音楽、特に注目すべき「ピン」音を使って一体感を呼びかけとも説明しています。