このプロジェクトは、新型コロナウイルスのパンデミックで活動を休止したことや、ディランの最新アルバム『2020's Rough and Rowdy Ways』(2020年)に触発されたものでした。
ハインドの声明の中でこう述べています。
「昨年ロックダウンが始まって数週間後、ジェームスがディランの新曲“Murder Most Foul”(※1963年のジョン・F・ケネディ殺害事件について歌った曲)を送ってくれた。この曲を聴いて、私のすべてが変わった。それまでの憂鬱な気分から解放されたの。ケネディが撃たれた日、私はどこに座っていたか、曲の中で言及されていることをすべて思い出した。ボブは何をやっても、どこかで笑わせてくれる。彼は何よりもコメディアンだからね。いつも面白くて、いつも何か言いたげなの。ジェームズに電話して“ディランのカヴァーをやろう”と言ったのが、すべての始まりです」
■『Standing in the Doorway: Chrissie Hynde Sings Bob Dylan』
01. In the Summertime 02. You’re a Big Girl Now 03. Standing in the Doorway 04. Sweetheart like You 05. Blind Willie McTell 06. Love Minus Zero / No Limit 07. Don’t Fall Apart on Me Tonight 08. Tomorrow Is a Long Time 09. Every Grain of Sand