Lloyd Price / Lloyd Price
ロックンロール時代を築くのに貢献した楽曲のひとつ、1952年のヒット曲「Lawdy Miss Clawdy」で知られる、米国のR&B/ロックンロール・シンガー、
ロイド・プライス(Lloyd Price) が5月6日に死去。88歳でした。
彼の訃報はマックスウェル・エンタテインメントのオーナーであるリッキー・ポッペルによって明らかにされています。
リッキーは自身のFacebookページに「私の友人でロイド・プライスのマネージャーであるトム・トラパニから、私たちの友人であるロイドが昨夜亡くなったことを知らせる電話がありました」「ロイドと親しい人々は、この5年間、彼の衰えゆく健康問題を自分たちの胸にしまっていましたが、その間、トムは私に最新の情報を伝えてくれました。ロイドは私が知る限り、最も優しく、思いやりがあり、親切な人でしたので、寂しく思います。私の祈りは、彼の素敵な妻、ジャッキーに向けられています」と述べています。
ロイド・プライスは1933年ニューオーリンズ生まれ。17歳の時に録音した「Lawdy Miss Clawdy」がUSヒット・チャートを成功を収め、一躍スターの仲間入りを果たすことに。ニューオーリンズ・クラシックとしても有名なこのナンバーは、白人マーケットにも受け入れられたもっとも初期のロックンロール曲として、のちにさまざまなアーティストたちによってカヴァーされた。
その後もプライスは「Just Because」 (1957年)、「Stagger Lee」 (1959年)、「Personality」 (1959年)などのヒットを生み続けた。また、60年代には自主レーベルを起ち上げ、ウィルソン・ピケットやハワード・テイトなど後進シンガーの育成にも熱心に取り組んだ。
プライスは1998年にはロックの殿堂入りを果たした。
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