Jazz Sabbath / Iron Man (Live in London 1968)
ブラック・サバス(Black Sabbath)と同年に結成され、彼らと同じく1970年2月13日にデビュー・アルバムをリリースする計画だった、という設定のバンド、
ジャズ・サバス(Jazz Sabbath)。ブラック・サバス楽曲をジャズ・アレンジでカヴァーするバンドですが、ジャズ・サバスは“ブラック・サバスが彼らの楽曲を盗んでメタル・ヴァージョンをリリースした”と主張(という設定)。そんな彼らは新たに“1968年ロンドン公演のオフィシャル・ブートレグ音源”という設定の「Iron Man」のパフォーマンス音源を公開しています。
ジャズ・サバスの中心人物はミルトン・キーンズと名乗っていまが、その正体はブラック・サバスやオジー・オズボーン・バンドでキーボードやギターを演奏したアダム・ウェイクマン。リック・ウェイクマンの息子です。
アダムの覆面ジャズ・プロジェクトであるジャズ・サバスはデビュー・アルバム『Jazz Sabbath』を2020年にリリースしています。このアルバムはYouTubeほかで聴けます
以下、ジャズ・サバスのプレスリリース(設定)より
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1968年に結成されたジャズ・サバスは、当時イギリスから出てきた新しいジャズムーブメントの最前線にいると多くの人が考えていました。待望のデビューアルバムは、1970年2月13日(金)に発売予定でしたが、発売されることはありませんでした。今までは。
セルフタイトルのデビューアルバムは、バンドリーダーのミルトン・キーンズが深刻な心臓発作で入院したためキャンセルされました。
1970年9月にミルトンが病院から退院したとき、彼はブラック・サバスと呼ばれるバーミンガムのバンドが、彼の楽曲のいわゆるメタル・ヴァージョンを含む2枚のアルバムをリリースしていたことを知りました。
ミルトンは彼のレコードレーベルRusty Bedsprings Recordsに連絡を取ろうとしましたが、それがもう存在せず、レーベルのオーナーは刑務所に入っていました。1970年6月に倉庫が全焼したとき、ジャズ・サバスのアルバムはすべて破壊。1968年から1969年までのライヴ・パフォーマンスのブートレッグテープが、ジャズ・サバスの存在の証拠として残されていただけでした。
火災で失われたと思われていたマスターテープは昨年発見。録音されてから50年が経ち、これら楽曲はようやく日の目をみます。何百万人もの人々が崇拝しているヘヴィメタルバンドは、実際には、寝たきりの入院をした天才から音楽を盗み出した、音楽的ペテン師にすぎないことを証明しています。
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