スーパー戦隊で初めて、メンバー全員が兄妹という設定にしたシリーズ第14作『地球戦隊ファイブマン』(1990年3月〜1991年2月)のYouTube無料配信がスタート。毎週金曜日10時更新。現在は第1話と第2話が公開されています
■『地球戦隊ファイブマン』
1990年に放送された本作品は、メインスタッフを一新した次作『鳥獣戦隊ジェットマン』(91年)に比べると、語られることの少なかった番組だ。劇場版もVシネマも製作されていない。長いシリーズの中でも、このような作品は数えるほどだ。周囲の状況からも察するに、『ファイブマン』が一種の過渡期に生み出された作品であることは確かだろう。だが、それだけに、まだ語られていない重要な事柄が、多く残されている。革命作というと常に『ジェットマン』が挙げられるが、革命はやはり、一朝一夕で成されるものではないのだ。振り返れば、『超電子バイオマン』(84年)で結実した要素のいくつかが、すでに前作『科学戦隊ダイナマン』(83年)の中に息づいていたように――。
銀帝軍ゾーンが惑星シドンを襲撃してから20年。両親と生き別れになった5人の兄妹は、地球で小学校の教師となっていた。そんなある日、ゾーンが新たな標的を地球に定め、侵略を開始した。長男の星川学、次男の星川健、三男の星川文矢、長女の星川数美、次女の星川レミは、地球戦隊ファイブマンとなって、ゾーンに立ち向かう。果たして彼らは地球を守りぬくことができるのか? そして、5人が両親と再会できるのは、いつの日か――。
(毎週金曜日10時更新/第1話のみ最終更新までご覧いただけます)