作曲家の菊池俊輔が死去 『ドラえもん』『仮面ライダー』『タイガーマスク』『暴れん坊将軍』『Gメン'75』等
2021/04/28 14:59掲載(Last Update:2021/04/28 15:00)
菊池俊輔
『ドラえもん』『仮面ライダー』『タイガーマスク』『暴れん坊将軍』『キイハンター』『Gメン'75』など、長年にわたってテレビ番組の音楽を数多く手掛けた作曲家の菊池俊輔が4月24日、嚥性肺炎のため東京都内の療養施設で死去。日本音楽著作権協会(JASRAC)が発表。89歳でした。
菊池俊輔は1931年11月青森県生まれ。日本大学芸術学部音楽学科(作曲専攻)卒業。1961(昭和36)年、佐藤肇監督作品『八人目の敵』で劇伴デビュー。その後、東映を中心に、松竹、大映などで数多くの映画音楽を手がけた。
テレビ劇伴デビューは、1963(昭和38)年のNHKドラマ『野菊の墓』。その後、『キイハンター』から『Gメン'75』などの東映アクション・ドラマ、『なんたって18歳!』『赤いシリーズ』『スチュワーデス物語』などの大映テレビ作品、『暴れん坊将軍』『若大将天下ご免!』『長七郎江戸日記』といった時代劇など、数多くのジャンルで活躍。
また、1965年(昭和40年)の『宇宙パトロールホッパ』を皮切りに、『タイガーマスク』『バビル2世』『ドカベン』『ドラえもん』『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』シリーズなどのテレビアニメ作品や、『仮面ライダーシリーズ』や『スーパー戦隊シリーズ』をはじめとする数多くの特撮番組の主題歌・挿入歌・BGMを担当した。
日本アカデミー賞優秀音楽賞、日本レコード大賞功労賞など受賞歴も多数。