テレサ・テンの波瀾の生涯と歌謡史に残るヒット曲の数々をTBS保存の秘蔵映像で紹介。2020年にBS-TBSで放送された『テレサ・テン名曲熱唱〜没後25年目の真実〜』の再放送が決定。5月7日(金)放送
■『テレサ・テン名曲熱唱〜没後25年目の真実〜』
初回放送:BS-TBS 2020/5/8
再放送:BS-TBS 2021/5/7(金)よる9:00〜10:54
【VTR出演】テレサ・テン
【インタビュー】舟木稔(音楽プロデューサー/テレサの日本の父)、鈴木章代(テレサの最後の担当ディレクター)、松﨑澄夫(テレサ渡辺プロ時代の担当ディレクター)
【番組概要】
今も多くの人に歌い継がれる名曲、「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」。 情感あふれる歌声と卓越した歌唱力で、 日本、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、ベトナム、タイ... アジア各地で活躍したテレサ・テン。 1995年5月8日、静養先のタイ・チェンマイのホテルで、喘息の発作による呼吸困難を起こし帰らぬ人となった。2020年はテレサが旅立って25年の節目に当たる。
台湾に生まれたが両親は中国大陸の出身。二つの祖国への思いを常に抱きながらも時代に翻弄されたテレサ。日本デビュー、パスポート事件、アジアでの栄光、三部作「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」の 大ヒット、悲しみの天安門事件...番組は、テレサ・テンの波瀾の生涯と歌謡史に残るヒット曲の数々をTBS保存の秘蔵映像で紹介していく。
【番組内容】
台湾に生まれ、香港で歌手活動をしていたところを見初められ、日本デビューを果たしたテレサ・テン。しかし、1974年のデビュー曲はアイドル路線だったことからヒットとはならず順風満帆のスタートはきれなかった。この結果を受けたスタッフは、テレサ本来の魅力を引き出すのは“演歌”、として二作目では路線変更を決意。猪俣公章、山上路夫のヒット請負人に作詞作曲を依頼。そして発表された「空港」はレコード大賞をはじめ、各賞を受賞するヒットを記録する。
日本とアジア各国を行き来し、その人気がより確かななものとなったテレサだったが、ある事件がテレサの身に降りかかる・・・
当時、国交断絶状態にあった日本と台湾を行き来する中で旅券の不手際を追及され、入国不許可となってしまったのだ。
その中にあっても日本以外のアジアで活動を続けたテレサ。アジアでの人気は頂点達していた。
やがて、日本での復帰の時がやってきたテレサは、復帰作を三木たかし、荒木とよひさに依頼。発表された「つぐない」は時間をかけてヒッチャートを上昇。翌年には「愛人」、翌々年には「時の流れに身をまかせ」と立て続けにヒットを記録。三年連続有線大賞を授賞するなど獅子奮迅の活躍をみせた。
しかし1989年、テレサの心を痛める事件がぼっ発。自由化を求める中国の学生たちによるデモを政府が鎮圧した天安門事件だ。
中国大陸出身である両親のもとに生まれたテレサは両親の祖国に特別な想いを寄せており、異国文化の規制が厳しかった中国におけるコンサートを夢見ていたテレサにとって深く傷ついた出来事だった…
番組ページ
https://www.bs-tbs.co.jp/music/teresateng2020/