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黒澤明、三船敏郎、京マチ子をそれぞれ特集した『NHKラジオ・アーカイブス 〜 声でつづる昭和人物史』が5月放送

2021/04/26 19:16掲載
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黒澤明
黒澤明
黒澤明、三船敏郎、京マチ子をそれぞれ特集したNHKラジオ第2『NHKラジオ・アーカイブス 〜 声でつづる昭和人物史』が5月に放送されます。

この番組では、これまでNHKが放送してきた番組や保存している音声資料から、昭和という時代を生きた人々を取り上げ、その人となり(人物像)や歴史的意味をたどります。

黒澤明編は全3回で5月3日(月)、10日(月)、17日(月)に放送。三船敏郎編は5月24日(月)に、京マチ子編は5月31日(月)にそれぞれ放送されます。

■『カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史〜黒澤明」(1)』
NHKラジオ第2 5月3日(月)午後8時30分〜 午後9時00分
再放送:NHKラジオ第2 5月10日(月)午前10時00分〜 午前10時30分

朝のロータリー、影武者でグランプリ、ラジオ第1、昭和55年12月12日放送、聞き手・森本毅郎アナウンサー

黒澤明は明治43年(1910年)生まれ。去年生誕110年を迎えました。ヴェネチア、カンヌなど名だたる国際映画祭でグランプリを受賞。多くの国々で受け入れられる映画の魅力について、一番肝心な点は「“映画独特の美しさ”が備わる」こと、普遍的な映画は世界中で通用するという考えとともに、そこに持っていくための工夫や努力として、現場では自分の生の声で伝えることや、俳優自身が考えるのを待つことだと語っています。

■『カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史〜黒澤明」(2)』
NHKラジオ第2 5月10日(月)午後8時30分〜 午後9時00分
再放送:NHKラジオ第2 5月17日(月)午前10時00分〜 午前10時30分

おはようラジオセンター、文化勲章受章者に聞く、ラジオ第1、昭和60年10月31日放送

黒澤明が文化勲章を受章したのは昭和60年(1985年)、75歳の時。最高傑作の一つとして評価の高い「乱」公開の年でした。黒澤は今回の受章を個人としての喜びよりも、映画に対する国の理解拡大につながるきっかけになればと、映画人としての期待をもって語っています。映画の持つ豊かな表現の可能性を追求したいという尽きることのない自身の思いとともに、日本映画の発展に必要な若い人材の育成についても話しています。

■『カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史〜黒澤明」(3)』
NHKラジオ第2 5月17日(月)午後8時30分〜 午後9時00分
再放送:NHKラジオ第2 5月24日(月)午前10時00分〜 午前10時30分

「映像ファイル あの人に会いたい」GTV、平成21年9月8日放送、「日曜訪問〜父・黒澤明の素顔」ラジオ第1、平成11年9月5日放送、話・黒澤和子

今回は黒澤明の長女で、衣装デザイナーとして活躍される黒澤和子さんのお話から、黒澤の家庭での素顔や、仕事への取り組みの様子などを紹介します。黒澤の一周忌の平成11年に放送されたものです。撮影現場でも自宅でも変わらないテンションで映画への情熱を語る姿や、これからの日本映画界をもり立てていきたいという思いが語られています。また、黒澤自身が自らの映画哲学を語るインタビューも合わせてお聞きいただきます。

■『カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史〜三船敏郎」』
NHKラジオ第2 5月24日(月)午後8時30分〜 午後9時00分
再放送:NHKラジオ第2 5月31日(月)午前10時00分〜 午前10時30分

「時の人〜三船敏郎」ラジオ第1、昭和40年9月9日放送、聞き手・河路勝アナウンサー

三船敏郎は大正9年生まれ。去年生誕100年を迎えました。昭和26年に主演した「羅生門」がヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、その後昭和40年の「赤ひげ」では男優賞に輝き「世界のミフネ」と呼ばれるようになります。この番組は、その2度目の受賞後に放送されたもので、伝説となっている映画界入りのエピソード(審査員に「笑って」と言われて「おかしくないのに笑えるか」と答えた)を始め、映画への思いが語られています。

■『カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史〜京マチ子」』
NHKラジオ第2 5月31日(月)午後8時30分〜 午後9時00分
再放送:NHKラジオ第2 6月7日(月)午前10時00分〜 午前10時30分

「おはようジャーナル」GTV,昭和61年12月5日放送、聞き手・古屋和雄アナウンサー

京マチ子は大正13年生まれ。昭和26年に「羅生門」出演後、「雨月物語」「地獄門」など立て続けに出演。海外でも知られる日本を代表する女優として長く活動。一昨年95歳で亡くなりました。この番組に出演したのは62歳の時。活動の中心となったテレビドラマについて、今までは何をするにも失敗が怖いという気持ちが先にあったが、最近は自分の役じゃないかなと思うものでも挑戦したい気持ちになってきたと語っています。

番組ページ
https://www4.nhk.or.jp/P1890/