プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー＆サヴェージズのジェニー・べス　コラボ・アルバム発売　MVあり

プライマル・スクリーム（Primal Scream）のフロントマン、ボビー・ギレスピー（Bobby Gillespie）と、サヴェージズ（Savages）のジェニー・べス（Jehnny Beth）がコラボレーション・アルバム『Utopian Ashes』を海外で7月2日、日本で6月30日に発売。アルバムからの1stシングルである「Remember We Were Lovers」のミュージックビデオが公開されています。

二人が初めて出会ったのは2015年、ロンドンで行われたスーサイドとの共演に招かれたときでした。その翌年、ベスがプライマル・スクリームのステージに加わり、ナンシー・シナトラとリー・ヘイゼルウッドの「Some Velvet Morning」をデュエットしたことで、二人はさらに友情を深めました。2017年、ベスとギレスピーは、ジョニー・ホスティルとプライマル・スクリームの他のメンバーとパリで合流してセッションを行い、『Utopian Ashes』の制作のきっかけとなりました。

アルバムには、ボビーとジェニーに加え、プライマル・スクリームのアンドリュー・イネス（ギター）、マーティン・ダフィー（ピアノ）、ダレン・ムーニー（ドラム）に加え、ジョニー・ホスティル（ベース）が参加しています。

このアルバムは、グラム・パーソンズとエミルー・ハリスの「Grievous Angel」や、ジョージ・ジョーンズとタミー・ワイネットの「We Go Together」など、クラシックなカントリー・ソウル・デュエット曲にインスピレーションを受けています。

ベスは「小説のキャラクターを作るのと同じように、ここでもキャラクターを作っています。あなたは、その人物の状況を理解しようとするために、そこに身を置きます。曲は本物でなければなりません。それがすべてなのです」と述べています。

またギレスピーは「曲を書くときは、個人的なものと架空のものを結びつけて、アートを作る。僕が考えていたのは、それぞれ一人暮らしていて、一緒にいても離れていて、精神的な倦怠感の中で存在し、苦しんでいて、責任や約束のために我慢している二人の人間について。それは、すべてのものが永久ではないことであり、誰もが人生のどこかで直面しなければならない事実だ」と話しています。

■『Utopian Ashes』

Chase It Down
English Town
Remember We Were Lovers
You Heart Will Always Be Broken
Stones of Silence
You Don’t Know What Love Is
Self-Crowned King of Nothingness
You Can Trust Me Now
Living A Lie
Sunk In Reverie