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『スター・トレック』ミスター・スポック役レナード・ニモイに敬意を表してボストンにヴァルカン式挨拶の像が設置決定

2021/03/28 00:16掲載(Last Update:2021/03/28 00:17)
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Boston's Museum of Science - Vulcan Salute Monument
Boston's Museum of Science - Vulcan Salute Monument
『スター・トレック』シリーズのミスター・スポック役で知られるレナード・ニモイ(Leonard Nimoy)。彼の故郷である米マサチューセッツ州ボストンにあるボストン科学博物館は、レナードを称える記念碑を設置することを、彼の90回目の誕生日であるる3月26日に発表。記念碑は、ミスター・スポックの有名な手のジェスチャーであるヴァルカン式挨拶「Live Long and Prosper(長寿と繁栄を)」(※人指し指と中指および薬指と小指をそれぞれつけた状態で、双方の間隔を空ける)の形をしています。

レナードの家族と共同で設置される記念碑は、アーティストのデヴィッド・フィルスがデザインした高さ約20フィートのステンレス製。博物館の前のサイエンスパークに設置されます。

レナードの娘であるジュリー・ニモイは、「“Live Long and Prosper”のシンボルは、父が強く信じていたメッセージを表しています。父はボストンを愛していたので、科学博物館がこの記念碑の永久保存場所になることを知り、光栄に思っているでしょう。この彫刻は、平和、寛容、多様性を求める世界で最も認知され、愛されているジェスチャーの一つを描いているだけでなく、父の人生と遺産に対する美しいトリビュートとなるでしょう」と述べています。

レナードは、ボストンのウエストエンドで生まれ、現在科学博物館がある場所からわずか数ブロックのところで育ちました。レナードはボストンで育った幼少期から団結と寛容を重んじる価値観を持っていました。

レナードは1980年代に科学博物館と協力し、過去30年間にわたって何百万人もの観客を迎えてきたムーガーオムニシアターのオリジナル紹介映像の声を担当しました。

科学博物館のティム・リッチー館長は「レナード・ニモイは我々の仲間だった。科学博物館から数ブロックのところで育った彼は、移民のルーツを決して忘れなかった。彼は、これまでも、そしてこれからも、私たち科学博物館の家族の一員として愛され続けます」と述べています。

科学博物館とレナード・ニモイの家族は、レナードの記念彫刻の開発を次の段階に進めるために協力し、敷地計画の最終決定、資金調達、建設を行います。博物館は、彫像の100万ドルの費用を負担するのを手伝いたい人のために募金ページを設置しています。

●募金ページ
https://donate.mos.org/campaign/leonard-nimoy-memorial/c329955