Paul McCartney / McCartney III Imagined
ポール・マッカートニー(Paul McCartney) 『McCartney III』を、セイント・ヴィンセント、Beck、デーモン・アルバーン、アンダーソン・パーク、3D(マッシヴ・アタック)らがカヴァー&リミックス。再構築したアルバム『McCartney III Imagined』がリリース決定。デジタルが4月16日、CD&アナログレコードが7月23日に発売。
このアルバムからドミニク・ファイクがカヴァーした「The Kiss of Venus III Imagined: Dominic Fike」のミュージックビデオが公開されています
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以下インフォメーションより
『マッカートニーIII IMAGINED』の発売が決定。これは昨年12月に発売された、ポール・マッカートニーが1人で作り上げたアルバム『マッカートニーIII』を錚々たる顔ぶれの一流ミュージシャンたちが再構築したもの。(デジタル:4月16日発売、CD及びLPは7月23日発売) 今回参加したミュージシャンたちは、アンダーソン・パーク、Beck、ブラッド・オレンジ、デーモン・アルバーン、EOB、ジョシュ・オム、クルアンビン、3D RDN(マッシヴ・アタック)、フィービー・ブリジャーズ、セイント・ヴィンセント、他。 『マッカートニーIII IMAGINED』は、一流ミュージシャンがそれぞれお気に入りの『マッカートニーIII』の収録曲を自らの独特なスタイルでカヴァー/リミックス/再構築したアルバム。 人選はポールが自ら行っており、彼の友人、ファン、あるいは今回新たに知り合ったミュージシャンが選ばれている。そうして出来上がったこのアルバムは、万華鏡のようなバラエティ豊かな作品となっている。 元の『マッカートニーIII』を『ローリング・ストーン』誌は「みんなにインスピレーションを与える作品」と形容していたが、『マッカートニーIII IMAGINED』は、発表された途端に人気を集めた『マッカートニーIII』の拡張版であると同時に、ポール・マッカートニーのディスコグラフィーの中でも野心的で素晴らしい画期的作品としてしっかりと独自の位置を確保している。 ■『マッカートニーIII IMAGINED』 2021年7月23日発売 【スペシャル・エディション】 UICY-15988 日本盤のみ:ポスター付、SHM-CD仕様、解説・歌詞対訳付 *ジャケット写真及び封入ポスターの絵柄は後日発表 【通常盤】 UICY-15989 [SHM-CD] 日本盤のみ:SHM-CD仕様、解説・歌詞対訳付 <収録曲> 1. Find My Way [ft. Beck] 2. The Kiss of Venus (Dominic Fike version) 3. Pretty Boys [ft. Khruangbin] 4. Women And Wives (St. Vincent Remix) 5. Deep Down (Blood Orange Remix) 6. Seize the Day [ft. Phoebe Bridgers] 7. Slidin' (EOB Remix) 8. Long Tailed Winter Bird (Damon Albarn Remix) 9. Lavatory Lil (Josh Homme) 10. When Winter Comes (Anderson .Paak Remix) 11. Deep Deep Feeling (3D RDN Remix) 12. Long Tailed Winter Bird (Idris Elba Remix) ※ボーナストラック、フィジカルのみに収録 <プレス・リリース翻訳> ポール・マッカートニーが昨年発表した『マッカートニーIII』は、「生き生きと気楽な気分で、新たな挑戦を繰り広げている」(『ローリング・ストーン』誌)、あるいは「元気で溌剌としていて、いつまでも前向き」(『ザ・ニューヨーカー』誌)といった言葉で賞賛されてきた。そんなアルバムが、今度は『マッカートニーIII IMAGINED』という形態で文字通り未来に進むことになった。このアルバムは4月16日にデジタル・フォーマットで発表される予定で、現在次のリンクで予約を受付けている。 >> ご予約はこちら 『マッカートニーIII IMAGINED』から最初に発表されるのは、アメリカのシンガー/ラッパー/ソングライター、ドミニク・ファイクがカヴァーした「ザ・キス・オブ・ヴィーナス」である。ポールのオリジナル・ヴァージョンがアコースティック・バラードだったのに対し、今回のカヴァーはレトロ/未来志向の力強いR&Bに変身している。 『マッカートニーIII IMAGINED』には他にも多彩なミュージシャンが参加している。その例としては、デーモン・アルバーン、Beck、ブラッド・オレンジ、フィービー・ブリジャーズ、ジョシュ・オム、クルアンビン、3D RDN(マッシヴ・アタック)、エド・オブライエン(EOB)、アンダーソン・パーク、セイント・ヴィンセントなどが挙げられる。 2020年12月18日に発表されたオリジナルの『マッカートニーIII』は、ポールが自宅録音で作り上げ、自らの名前を冠したアルバム・シリーズの第3弾となった(最初のソロ・デビュー・アルバム『マッカートニー』は1970年に、続く『マッカートニーII』は1980年にそれぞれ発表された)。これら3枚のアルバムでは、程度の差はあれ、ポールがある程度の隔離状態で作詞/作曲/演奏/プロデュースをこなしてきた。その結果、どれも彼ならではの独特な創造性とインスピレーションに満ちた自由奔放さがあふれた作品となっている。”Rockdown”[訳注:封鎖という意味のlockdownをロックのRockと掛けてロックが出来ないという意味で使っている]中の隔離状態で録音された『マッカートニーIII』は世界各国でチャートの1位に到達し、イギリスではポールにとって31年ぶりとなる全英アルバム・チャートの首位を獲得している。これにより、イギリスのチャートで歴史上最も大きな成功を収めたアーティストという彼の地位がさらに確固たるものになった。 ポールの曲は、これまでも実に多種多様な超一流アーティストたちがカヴァーしてきた。『マッカートニーIII IMAGINED』は、その伝統を引き継いでいる。ポールの曲をカヴァーするアーティストは今も増え続けており、最近の例ではビリー・アイリッシュ、ハリー・スタイルズ、デイヴ・グロール、コールドプレイ、ザ・キュアーなどが挙げられる。さらに過去に目を向ければ、U2、ガンズ・アンド・ローゼズ、アース・ウィンド&・ファイアー、スージー&ザ・バンシーズ、マーヴィン・ゲイ、ビル・ウィザース、ジョー・コッカー、スティーヴィー・ワンダー、フランク・シナトラ、エルヴィス・プレスリー、レイ・チャールズといった錚々たる顔ぶれが並んでいる。今回の『マッカートニーIII IMAGINED』も、ボールがいつまでも比類のない影響力を持っていることを証明している。彼の代表曲「イエスタデイ」は現代の音楽史の中で最も多くカヴァーされている曲となった。そして彼の現在の作品も、数世代に渡るアーティストやファンにインスピレーションを与え続けているのである。 『マッカートニーIII IMAGINED』は、フィジカル・フォーマットでも予約を受付中。今年の夏には、限定版カラーLPエディションがターゲット、バーンズ&ノーブル、インディー・レコード・ストア、ニューベリー・コミックス、PaulMcCartney.com などで発売される予定になっている。またフィジカル・フォーマットのみのボーナス・トラックとして、「ロング・テイルド・ウィンター・バード (イドリス・エルバ・リミックス)」が収録される。