マリリン・マンソン　所属レーベルから解雇　元パートナーからの虐待告発を受けて

マリリン・マンソン（Marilyn Manson）の元パートナー、女優のエヴァン・レイチェル・ウッドはマンソンから虐待を受けたことを告発。これを受け、マンソンの所属レーベルであるLoma Vista Recordingsは、現在行われているプロモーションを直ちに中止し、マンソンとは今後一切協力しないことにした、と発表しています。

同レーベルはマンソンのアルバム、2017年の『Heaven Upside Down』と2020年の『WE ARE CHAOS』をリリースしていました。

Loma Vista Recordingsは声明で

「本日、エヴァン・レイチェル・ウッドと他の女性たちがマリリン・マンソンを虐待者として名指ししている不穏な申し立てを受け、Loma Vistaは現在のアルバムのプロモーションを直ちに中止することを決定しました。これらの問題を受けて、私たちはマリリン・マンソンとは今後一切協力しないことにしました」

と発表しています。

エヴァン・レイチェル・ウッドは自身のソーシャルメディアに投稿した声明の中で、マンソンが「10代の頃からグルーミング（性的虐待者が被害者を説得・洗脳し手なずけること）を始めた」と主張し、マンソンから「何年もひどい虐待を受けていた」とも主張。

彼女はまた、「私は洗脳され、服従するように操られていた。私は報復、誹謗中傷、脅迫を恐れて生きるのは終わりにします。この危険な男を暴き、彼がこれ以上の人生を台無しにする前に、彼を可能にした多くの産業を呼び起こすためにここにいます。私は、もはや黙ってはいられない多くの犠牲者と一緒に立ちあがります」と書いています。エヴァン・レイチェル・ウッドは以前、家庭内暴力の被害について話していましたが、加害者の名前は伏せていました。

サイトVanity Fairはエヴァン・レイチェル・ウッドの声明と、マリリン・マンソンからの虐待やその他の体験について意見を述べた4人の女性の声明を発表しています。

【Update：2021/02/02 11:36】
マリリン・マンソンは声明を発表しています。

「明らかに俺の芸術と人生は長い間論争の的になってきたが、最近の俺に関する主張は現実をひどく歪めたものだ。俺の親密な関係は、同じ志を持ったパートナーと常に完全に同意してきた。どうして、そしてなぜ、他の人が過去を誤って伝えることを選択しているかにかかわらず、それが真実である」

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