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マリアンヌ・フェイスフル新作発売 ウォーレン・エリスとのコラボ作でニック・ケイヴやブライアン・イーノら参加

2021/01/16 17:17掲載(Last Update:2021/02/26 11:30)
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Marianne Faithfull and Warren Ellis
Marianne Faithfull and Warren Ellis
マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)は新アルバムのリリースを発表。最初のロックダウン直前にレコーディングを開始しますが、2020年4月に自身が新型コロナウイルスに感染。死にかけたという重病でしたが、数週間後に無事退院。その後、レコーディングを再開させてこのアルバムを完成させています。

アルバムは、ニック・ケイヴ(Nick Cave)の長年の音楽パートナーとして知られるウォーレン・エリス(Warren Ellis)とのコラボレーション作品で、タイトルは『She Walks in Beauty』。アルバムにはゲストとしてニック・ケイヴ、ブライアン・イーノ(Brian Eno)、チェリストのヴァンサン・セガール、プロデューサー/エンジニアのHeadが参加しています。

フェイスフルはエリスと協力して、英国のロマン主義の詩人、ジョン・キーツ、パーシー・ビッシュ・シェリー、ジョージ・ゴードン・バイロン、ウィリアム・ワーズワースの詩に基づいた曲を制作しています。

フェイスフルは英Uncut誌のインタビューの中で

「私はまず、自分のアパートで(PJハーヴェイのプロデューサー)Headと一緒に、6つか7つの詩を録音し、それをミックスしてウォーレンに送りました。彼が作った音楽は素晴らしいものでした。こんなの聴いたことがなかったわ。最初のレコーディングは新型コロナウイルスの前に行われたの。コロナの後は、もうこれ以上できるかどうかもわからなかったわ」「本当に肺が傷ついているの。コロナに感染していた時は死にかけたわ。今はまだ回復中ね」

と話しています。

詩のセレクションについてフェイスフルは「迷いはなかったわ。ずっと考えていたアルバムだったし、ずっと頭の中にあったから、自分が何を求めているのか本当によくわかっていたの。本当に好きな詩を選んだだけなので、とてもラッキーでした」と話していて、19世紀のイギリスのロマン派に興味を持っていた10代の頃からこのプロジェクトが頭の中にあったとも話しています。

アルバム全体で、ニック・ケイヴとヴァンサン・セガールはそれぞれピアノとチェロを演奏しています。ブライアン・イーノは「La Belle Dame Sans Merci」と「The Bridge of Sighs」のサウンドテクスチャを作成しています。

アルバム『She Walks in Beauty』は海外で4月30日発売。
■『She Walks in Beauty』

01 She Walks in Beauty
02 The Bridge of Sighs
03 La Belle Dame Sans Merci
04 Ode to a Nightingale
05 Ode to Autumn
06 Ozymandias
07 From the Prelude
08 Surprised by Joy
09 To the Moon
10 So We’ll Go No More a Roving
11 The Lady of Shalott