誰がメンズファッションをつくったのか? 英国男性服飾史
60年代のファッション革命を可能にした、店主、店員、仕掛け人、デザイナー、ロックスターたち……。メンズファッションをケーススタディに、伝説のロックジャーナリストが流行の変遷を詳述した名著『Today, There are No Gentlemen』の日本語版『誰がメンズファッションをつくったのか? 英国男性服飾史』が DU BOOKSから本日11月20日発売
■『誰がメンズファッションをつくったのか? 英国男性服飾史』
ニック・コーン (著), ジミー益子 (イラスト), サリー久保田 (その他), デーヴィッド・マークス (その他), 奥田祐士 (翻訳)
2,800円(本体価格/税別)
ISBN:9784866471297
版型:四六
ページ数:368
<内容>
「イギリス版『AMETORA』。大推薦!」――デーヴィッド・マークス(『AMETORA』著者)
「メンズウェアに関する最良の1冊」――ニック・サリヴァン(「Esquire」(エスクァイア誌)カリスマ編集者)
60年代のファッション革命を可能にした、店主、店員、仕掛け人、デザイナー、ロックスターたち……。
メンズファッションをケーススタディに、伝説のロックジャーナリストが、流行の変遷を詳述した傑作ノンフィクション。
保守的な紳士服業界が変わっていくさまと、変革の時代を創造し、サバイブした人びとに焦点を当てた名著。
英語版は10万円以上で取引されてきた書籍『Today, There are No Gentlemen』が、ファッション大国ニッポンで復刊!
<目次>
解説 文化がどのように変化していくのかを60年代をケースにたどった名著
W・デーヴィッド・マークス
序文 流行はどこからやって来るのか?
1章 戦前――ダンディ、耽美主義者、ボヘミアン
2章 セシル・ジーとチャリング・クロス・ストリート――ファッションを生み出した男
3章 ニュー・エドワーディアン――過去への回帰
4章 テッズ――ティーンエイジ・カルトの誕生
5章 サヴィル・ロウとメイン・ストリート――おしゃれに見えすぎてはいけない
6章 イタリアン・ルックとカジュアルウェア――黄色い靴下はもう流行(イン)じゃありません
7章 チェルシー――ファッションの中心地への歩み
8章 カーナビー・ストリート――ブティックの誕生とビートルズ
9章 ハーディ・エイミスとピエール・カルダン
10章 モッズ――カルトから流行へ、そして……
11章 長髪とミック・ジャガー
12章 ダンディたち――上流階級の新しいエリート主義
13章 〝男性ファッション〟の登場
14章 大衆向けファッション――変化はチェーン・ストアから
15章 カーナビー・ストリートの現在――観光客のほかにだれが買う br> 16章 ヒッピー――カルトからビジネスへ
17章 デザイナー――現代のまじない師たち
18章 英国のヒッピー――アメリカ人による模倣の模倣
19章 キングス・ロード――洗練された観光地として
20章 マイケル・フィッシュの影響――最後のスウィンギング・ロンドン
21章 スキンヘッド――労働者階級の反動的ファッション
22章 緊縮――無意識に変化する人々
23章 サヴィル・ロウの現在――消えゆく職人たち
24章 新しいスーツを買うたびに
索引
<著者について>
ニック・コーン(Nik Cohn)
1946年ロンドン生まれ。〝ロック・ジャーナリストの父〟ともいわれる伝説的なライター。主な翻訳書に『ブロードウェイ大通り』(河出書房新社)がある。映画『サタデイ・ナイト・フィーバー』は、コーンが1976年の「ニューヨーク」誌に寄せた記事が原案になった。
奥田祐士(おくだ・ゆうじ)
1958年、広島生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。雑誌編集をへて翻訳業。主な訳書に『AMETORA』『ポール・マッカートニー 告白』『ポール・サイモン 音楽と人生を語る』『スティーリー・ダン・ストーリー』などがある。