新型コロナの影響で入院している妻に会えない81歳のイタリア人男性、病院の外で妻のお気に入りの曲をアコーディオンで演奏

新型コロナウイルスの影響で面会が制限され、入院している妻に会えない81歳のイタリア人男性。その代わりに、病院の外で妻のお気に入りの曲をアコーディオンで演奏。その様子を撮影した映像が話題に。

イタリアは新型コロナウイルスのパンデミックによって最も深刻な影響を受けた国の一つでした。

この映像が撮影されたのは、イタリア北部エミリア・ロマーニャ地方の町、カステル・サン・ジョヴァンニにある病院。CNNによると、この病院は新型コロナウイルスの患者を治療していませんが、パンデミックの影響で全国的な制限があるため、訪問者に関しては依然として厳しいルールがあり、面会は制限されています。

ステファノ・ボッツィーニ（Stefano Bozzini／81歳）は、結婚して47年になる妻のために、彼女のお気に入りの曲をアコーディオンで数曲演奏。この様子を、ボッツィーニの息子が撮影。周りの人たちが「ブラボー」と叫んでいるのも聴けます。

イタリアの通信社ANSAによると、ボッツィーニはかつてアルプス山岳歩兵部隊に所属していました。今回の演奏では、当時の制服の一部である帽子をかぶっています。彼のアコーディオン演奏は有名で「アルプスのジャンニ・モランディ（イタリアのシンガー）」とも呼ばれていたという