エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)の名インストゥルメンタル・トラック「Eruption」の別録音ヴァージョンや、ヴァン・ヘイレン「Jamie’s Cryin'」の削除されたエンディングなどが公開されています。
2005年頃、ヴァン・ヘイレンのスタジオ・アルバムの拡大版再発のための資料を探すために、ワーナー・ブラザーズのアーカイブをふるいにかけるよう依頼されたエンジニアのブライアン・ケヒューによって、CD4枚分に相当する“リリース可能な素材”が発掘されています。
15年前にこれらを発掘したブライアン・ケヒューはSunset Sound Recordersの新しい映像シリーズに出演。第1弾では「Hot for Teacher」の未発表ヴァージョンについて話をしていました(詳しくは
こちら)。
第2弾でブライアン・ケヒューはSunset Soundのスタジオ2のコントロールルームに入り、いくつかのアウトテイクなどを紹介しています。
ビデオの最初(1分45秒から)で、ケヒューは「Eruption」の別の録音を再生しています。
ケヒューは「これはスタジオ1で行われたものだ。スタジオ2の大きな部屋よりも、スタジオ1は、もう少し音に厚みがあって、エコーが少ないと思う。このヴァージョンでは、この部屋の音やドラムマイクなどの音も含まれている。これは、基本的にはルームマイクやドラムマイクで、彼らがやっていることの実際の音を拾っているだけだ。このレコーディングから得られるものの一つは、ミックスされたレコードや完成した音を聴いたことがあると思うけど、ギターの音が本当にアンプから出ているのが分かると思うよ」と話しています。
ケヒューはまた、「You Really Got Me」のギター・トラックのみ(9分55秒から)や「Jamie’s Cryin'」の削除されたエンディング(11分28秒から)も再生しています。またアルバム『Women & Children First』のレコーディングの合間にヴォーカルブースで話していたデイヴィッド・リー・ロスの音声(16分頃から)も流しており、ロスが最高のエイリアンのアクセントで話しているのを聞くことができます。ケヒューによると、これは当時、宇宙人のような服装と演技で知られていたロサンゼルスのグラマー・ロック・バンド、Zolar Xのことを指しているようです。