カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)は、かつて
プリンス(Prince)が自身のために作った未発表曲「Baby Doll」について最新インタビューで語っています。
カイリーは新アルバム『DISCO』の発売を記念してApple MusicのZane Loweの番組に出演。その中でプリンスとの未発表のコラボレーションについて話しています。
「90年代初頭に(英ロンドンの)アールズ・コートで行われた彼のショー“God”を見に行って、その後、彼に会うことができました。どこから勇気を出したのかわからないけど、“アルバムを作っているんです”って言いました。何で言ったのかわからないけど」
「彼は“歌詞はどこにあるの?”みたいな感じで、彼とは何度か会いました。それが何日間だったとかは、あまり覚えていません。私はただ歌詞を書いただけ。その時は作曲はしていなかった」
その結果、デモが完成。
「彼から“僕の運転手がカセットを持ってくるから”って言われて、運転手が到着した時は家で一人の時だった。誰とも共有する人がいなかった。手に持っていたカセットにはプリンスが歌っている“Baby Doll”という曲が入っていて、それは私が関わっていた曲だった」
「それはほとんど私のものだったんだけど、私たちはレコーディングしなかった」「私は自分のレーベルに提案したんだけど、(プリンスは)それを全てやりたいと思うだろうから、彼らはそれに乗り気じゃなかった。それに“NO”と言えるほど十分な自信がありませんでした」
カイリーはこの時、1994年のアルバム『Kylie Minogue』を制作中でした。プリンスのファンサイトprincevaultによると、プリンスによる「Baby Doll」のデモヴァージョンは、1992年4月下旬から5月上旬にオーストラリアのシドニーのStudios 301で録音されています。