Joni Mitchell - Photo by Central Press/Getty Images
ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell/76歳)は新しいインタビューで自身の健康状態について語っています。
ジョニ・ミッチェルは2015年3月、ロサンゼルスの自宅で意識不明の状態で発見され、病院に搬送。脳動脈瘤(脳内の動脈の一部が、こぶのように膨らんだ病気)と診断されています。
英国の新聞ガーディアンは、映画監督のキャメロン・クロウが行ったジョニ・ミッチェルの最新インタビューを掲載。
それによると、ミッチェルはまだ歩くのに苦労しており、彼女の回復は「ゆっくりだが前進している」と述べています。
ミッチェルは「最近は書いていません。ギターもピアノも何も弾いていない。今は健康を取り戻すことに集中しています」と話し、また現在の自分の状態を子どもの頃に患ったポリオ(脊髄性小児麻痺)になぞらえ、「ポリオから戻り、ここでまたもがいています」と言っています。
「また歩けなくなりました。もう一度方法を学ばなければなりませんでした。私は話すことができませんでした」「ポリオは私をそこまで苦しめなかったけど、動脈瘤はもっと多くのものを奪いました。私の話す力と歩く力を奪いました」
「話す力はすぐに戻ってきましたが、まだ歩くのに苦労しています。でも私は戦士です。アイルランドの血が流れています!だから“また戦いが始まるぞ”と思ったんです」
と話し、また彼女の回復は「ゆっくりだが前進している」と付け加えています。
またミッチェルは、自身のキャリアの中から未発表音源にスポットを当てる大規模なアーカイブ・プロジェクトの第1弾『Joni Mitchell Archives Volume 1: The Early Years (1963-1967)』についても語っています。このボックスセットは、彼女の人生の仕事に対する考え方を変えるきっかけになったと話しています。
「私がゴッホの展覧会に行ったとき、ゴッホの絵が年代順に並べられていて、歩きながら成長を見ることができました。音楽的にも私は成長するし、作詞家としても成長する。多くの成長が起きています。初期の曲については(私はそれに対してそんなにうぬぼれるべきではない)、その多くは私は失いました。離れていった。この録音の中にしか存在しません」
「長い間、私は反抗していました。... 私はフォークシンガーではなかった。もしそのレッテルを貼られたら怒るわ。それが私のことをよく表しているとは思いませんでした。そして聴いてみたら素晴らしかった。自分の始まりを許してくれた。そして私はこのことに気付きました。自分はフォークシンガだと!」