Sigur Rós (Image credit: Eva Vermandel)
シガー・ロス(Sigur Rós)は、オーケストラ・プロジェクトのアルバム『Odin's Raven Magic』を海外で12月4日発売。リリース元はKrunk/Warner Classics。
『Odin's Raven Magic』はもともと、2002年のレイキャビク・アーツ・フェスティバルにて、アイスランド語の詩「オージンのワタリガラスの呪文歌(Hrafnagaldur Óðins)」の伴奏として考案、依頼され、その年にほんの数回のみ演奏されました。「オージンのワタリガラスの呪文歌」は、神々が開いた宴の物語で、不吉な兆しが神と人間の両方の世界の終わりを予感させる内容となっています。
今回アルバム化するのは、パリのホール、ラ・グランデ・ハレ・ド・ラ・ヴィレットで行われた、レイキャビクのスコラ・カントルム(聖歌学校)とパリ国立高等音楽学校のオーケストラとの共演公演で、70分の演奏をライヴ録音しています。
この作品には、アイスランドの音楽界のレジェンド、ヒルマル・オウルン・ヒルマルソンや、アイスランドの吟唱家ステインドール・アンダーセンらも参加。またシガー・ロスの元メンバーであるキャータン・スヴヴィーンソンは、主にオーケストラと合唱のアレンジメントを担当しています。
この作品から「Dvergmál」のパフォーマンス映像が公開されています