雑誌『Player11月号』は、女性ギタリストの
オリアンティ(Orianthi)初単独表紙・巻頭特集。35人以上にわたる注目の女性ミュージシャン特集も。PRS GUITARS 35th Anniversary特集には野村義男も登場。10月2日(金)発売
※以下インフォメーションより
■『Player2020年11月号』
10月2日(金)発売
<内容>
■COVER STORY
7年ぶりのソロアルバム『O』完成
ORIANTHIと魅惑の女性ミュージシャンたち
天才女性ギタリスト、オリアンティがメインストリームに帰ってきた。15歳でスティーヴ・ヴァイのサポート・アクト、18歳でカルロス・サンタナとの共演、そして24歳となった2009年にはマイケル・ジャクソンのバンド・メンバーに大抜擢され、映画『THIS IS IT』で一躍脚光を浴びたことはギター・ファンなら周知のことだろう。颯爽と音楽シーンに登場した彼女は、2ndアルバム『ビリーヴ』(2009)からの初シングル「アコーディング・トゥ・ユー」で全世界100万枚セールスを記録。3rdアルバム『ヘヴン・イン・ディス・ヘル』(2013)は自身の原点に回帰したブルージーなハードロック・サウンドを提示した。
そして7年ぶりとなる4thアルバム『O』がいよいよ11月4日に日本先行発売予定となる。60〜70年代のクラシック・ロックと、現代的なハードロックやポップス、バラード、ダンス・ミュージックなどのテイストも織り交ぜた痛快なロック・アルバムに仕上がっている。エモーショナルなギターはもちろんのこと、シンガーとしての魅力にもさらに磨きをかけている。
今回は最新インタビュー、バイオグラフィー、機材レポート、2010年のCharとの対談記事の再録した特集を展開して、PRSギターのミューズの再降臨を祝福したい。
ORIANTHI Interview / Biography / Gear Report / Char × ORIANTHI Archive Interview
さらにPlayerでは30年以上振りとなる、オリアンティによる女性ミュージシャン単独表紙が実現したことを祝して、連動企画として“魅惑のMuseたち”と題した注目の女性ミュージシャン特集を行なう。海外編に続いて、ギター、ベース、ドラム、鍵盤、管楽器など使用楽器に関係なく、さらにジャンルなども考慮しないかたちで、これまで注目はしつつも誌面で大きく採り上げる機会のなかった日本人ミューズたちに多数ご登場いただいた。90年代末の時点では、これほどまで多岐にわたる女性ミュージシャンはシーンに存在しなかった。特に現国内シーンに台頭している女性バンドの数は諸外国に比べると多いのではないか。そしてそんな状況を彼女たちはどう捉えているのか? シーン形成に貢献したミュージシャンを筆頭に、ニューカマーまでPlayerならではのミューズ特集。撮り下ろし写真もたっぷり。どうぞお楽しみあれ!
MOLLY TUTTLE / Alicia Vigil(DRAGONFORCE,VIGIL OF WAR) / JOANNE SHAW TAYLOR / Yvette Young(COVET) / junko,河本あす香(打首獄門同好会) / 菊池ともか / ヒグチアイ / Azu,Yuko(LAZYgunsBRISKY) / HISAYO(A Flood Of Circle) / 成美 / 山本有紗,中村有里,石垣陽菜(Fabrhyme) / suzuyo(THE CERRY COKE$) / anzu / Ayano,Canaco,Mimori,Kaho(fleufleu) / RISA COOPER / 藤田恵名 / YUCCO MILLER / EIKO+ERIKO / 塩入冬湖(FINLANDS) / D.W.ニコルズ / 吉村 瞳 / The Pen Friend Club / AAAMYYY / 清 / 三好春奈 / BANANA NEEDLE / Yochi Yochi Ω / ハルまる
■HARDWARE SPECIAL 1
加山雄三 GUITAR COLLECTION 60 + α[最終回]
ギターと共に歩んだ70年を振り返る
9月号から連載している「加山雄三 GUITAR COLLECTION 60 + α 」も、今月号が「最終回」。今回は西伊豆の堂ヶ島にある「加山雄三ミュージアム」に保管されている13本のギターを紹介。その中には、先月号の「ヴィンテージ・ファイル」で紹介したあの1964年製のモズライト・ベンチャーズ・モデルも含まれている。このミュージアムには、モズライトの他に、なんとローランド GR-500という1977年に発売された世界初のギターシンセサイザーや、フロイドローズトレモロをマウントしたセルバ、1960年代に愛用したヤマハ・ダイナミック・ギターなどなど、あまり知られていない意外な秘蔵加山コレクションも含まれている。加山のギターに対する強い拘りが感じられる「コレクション最終回」をお見逃しなく!
■HARDWARE SPECIAL 2
稲葉政裕Guitar Collection Vintage & More
大人のこだわりコレクション
日本を代表するベテランのセッション・ギタリスト、稲葉政裕。彼は小田和正を始め、吉田拓郎、渡辺美里、甲斐バンド、山崎まさよしの他、今月号でも特集している加山雄三など、大物アーティストを数多くサポートしている。また稲葉は、ヴィンテージ・ギターの愛好家としても知られ、1953年製のテレキャスターを始め、数多くのヴィンテージを愛用。この特集は、そんな稲葉のギターコレクションの中から、本人がセレクトしたより抜きの16本を美しい写真と解説で紹介する。もちろん本人のギター・インタビューは、コアなギターの話題が満載! 職人ギタリストの拘り抜いたコレクションをとくとご覧あれ!
■HARDWARE SPECIAL 3
PRS GUITARS 35th Anniversary
ギターに宿る“進化と成熟”のスピリッツ
今や世界を代表するギター・ブランドとなったPRS。その創始者であるポール・リード・スミスは、トラディショナルなスタイルを継承しつつ、常に現代的なエッセンスも盛り込んだギターを生み出してきた。ボディ・シェイプをはじめ、オリジナルの各種パーツやピックアップ、弾きやすさ、さらには美しいルックス…ギターを構成するあらゆる要素に徹底的にこだわり抜く一方で、それらを一本のギターとしてまとめ上げるデザイン・センスも実に見事である。今回はPRSの35周年を記念し、その歴史、35周年記念モデルの紹介、PRSならではの各仕様の検証、そしてPRSファンである野村義男のインタビュー/PRSコレクションをお届けしよう。
■THE VINTAGE FILE
1977 GIBSON Explorer
■Vintage Guitar Gallery
1940 MARTIN D-28 / 1910 GIBSON A-4
■ZOOM UP!
HEESEY / 野村義男 / THE ART OF PRS / DIAMOND✡YUKAI
■MUSICIAN’S PHOTO CARD
DIAMOND✡YUKAI / SURFACE / LAZYgunsBRISKY / fleufleu / ORIANTHI
■INTERVIEW
Nothing's Curved In Stone
結成10周年を経て自主レーベルやマネージメントオフィスを立ち上げ、昨年は通算10枚目のオリジナルアルバム『By Your Side』をリリースしたNCIS。2020年に入りデジタルシングル「NEW HORIZON」、「Dream in the Dark」を相次いでリリースしてきたNCISの新たな一打は、意外にもセルフカバーベストアルバム『Futures』。「Isolation」「November 15th」「Out of Control」「YOUTH City」「Around the Clock」「In Future」「Brotherhood」「Pride」「ツバメクリムゾン」...出し惜しみ皆無の代表曲の数々が10年分のスキルアップを経て改めてスタジオレコーディング。オリジナルアレンジを踏襲しつつも明らかに生まれ変わったキラーチューンの数々に、進化し続けるバンドマンたちの凄みを感じずにはいられない。Player恒例、超ディープなロングインタビューをご堪能あれ!
■SPECIAL FUTURE
SURFACE
2018年再始動、翌年は11年振りのオリジナルアルバム『ON』をリリースして狂喜させてくれたSURFACE。以後、個々の活動もしつつ精力的なライヴ活動を展開してきたSURFACEだがコロナ禍に直面…。当然、活動計画にも影響が及んだが、ポジティヴなメッセージを擁したニューアルバムの制作に突入、早くも強力作『PASS THE BEAT』を完成させた! 椎名慶治と永谷喬夫による絶好調なソングライティングはもとより、永谷のほか宮田’レフティ’リョウ、nishi-kenら外部アレンジャーとのコラボ、さらに吉田佳史 (from TRICERATOPS)、Hang-Chang (from ミオヤマザキ)、佐治宣英、片山タカズミら多彩なリズム隊を起用、豪華ホーンセクションもフィーチャーしたとびっきりリッチなバンドサウンドが堪能できる仕上がりに。椎名のソウルフルなヴォーカルの魅力もさることながら、ますます繊細なタッチニュアンスが味わえる永谷のギタープレイは随所でこだわりが感じられるものに! 前作『ON』の際の特集が好評だったので、前回にも増しての超ロングインタビューとギアレポート、そして今回は撮り下ろし写真によるSURFACE特集が実現だ!
■INTERVIEW
INORAN
前作『2019』から約1年で届けられたニューアルバム『Libertine Dreams』で、INORANは全ての演奏を手掛けている。ソリッドなギターリフ、そしてヒップなリズムアプローチ、その高揚感溢れるグルーヴ、シンセも多用した音世界は、近年のソロアルバムとは一味違った、楽曲主義ゆえの自由度あふれるソングライティング、アレンジが実に痛快だ。新型コロナウイルス感染拡大防止対策のためLUNA SEAの35周年ツアーも延期となるなど、INORANの活動も大きな影響を受けたわけだが、彼はその想いを『Libertine Dreams』に焼き付けたのだ。そして、その歌声は繊細かつ軽やか。自由に編まれた音は近い将来、INORAN BANDによってオンステージで昇華されるだろう。多くを一人の手で作り上げた『Libertine Dreams』にINORANは何を思うのか!? 恒例ノーカットのロングインタビューをお届けする。
■INTERVIEW
D_Drive
結成10周年を迎えた2019年、Marshall RECORDSと契約を交わし、いわば現時点でのベストアルバムと言えるワールドデビューアルバム『MAXIMUM IMPACT』をリリースしたD_Drive。新型コロナウィルス感染予防により予定されていた全都道府県ツアーの開催が延期となったり、その辺の苦労はインタビューでも語られているが、現ベーシストToshiを擁しての待望の新曲「Thumbs Up」「Begin Again」が、相次いでMarshall RECORDSより配信リリースされた! 「Thumbs Up」はSeiji、「Begin Again」はYukiが作曲を手がけており、共にキャッチーなテーマメロディやリフ、鉄壁のバンドアンサンブルが痛快だが、それまでにないテイストも台頭しており、ますますのバンドとしてのグレードアップも味わえる。Toshiのフレットレスベース導入など、真の意味で新生D_Driveの音が体感できる2曲だ。さらなる未来へ立ち向かっている4人を撮り下ろしで取材。
■Reach Up
Nick Mason's Saucerful Of Secrets
ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイスンが率いるニック・メイスンズ・ソーサ―フル・オブ・シークレッツが2019年5月、ロンドンの“ラウンドハウス”で行われたライヴ・アルバム/映像作品『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』を発表した。ニック・メイスン(ds)を軸にバンドのフロントに立つのが、1987年から再結成ピンク・フロイドのワールド・ツアーに同行、デヴィッド・ギルモアとも活動してきたガイ・プラット(b,vo)。ガイ・プラットにソーサ―フル・オブ・シークレッツやピンク・フロイド、そしてセッション・プレイヤーとしての経験談を語ってもらった。
■Reach Up
森川美穂× いまみちともたか
近年は松井五郎とのコラボレーションでオリジナルアルバム『female』、さらに安全地帯、玉置浩二楽曲のカヴァー作『another Face – tribute to Goro Matsui + Koji Tamaki -』を発表。シンガーとしての活動と共に、大阪芸術大学で相変わらず教鞭をと執り続けるなど、森川美穂は常にパワフルかつ美しい。デビュー35周年を祝したベストアルバム『VERY BEST SONGS 35』ではシングル曲を中心に、松井五郎・作詞による最新曲「涙のあとにあなたがいれば」も収録。ワルツナンバーをソウルフルかつ軽やかに歌い上げた。コロナ禍の影響で彼女の35周年記念コンサートは延期となったが、その代わりに“ひとり夏フェス”と題して4時間以上にわたるライヴを行なった森川美穂だが、スペシャルゲストとして登場したのがいまみちともたか。現在『カメを止めるな!』という新しい音楽の発表の場を作り上げようともしているいまみちともたかだが、『カメを止めるな!』にも森川美穂は参加している! お互いの共演についてはもちろん、そもそもの出会いのことやコロナ禍の影響など、たっぷりと語ってもらった。
■Reach Up
HEESEY
廣瀬 "HEESEY" 洋一の最新ソロ作品は、ベーシスト/ソングライターとしての自身を追求すべく2009年に結成したバンド TYO の楽曲をセルフカバーしたその第1弾『TYO YEARS 1』。ブリブリなトーンでスウィングするベースが冒頭から痛快な「愛されたい」、当時ソングライターとしての新境地を開いた「KILL ME GENTLY 」、独自のラテンテイストを織り交ぜたダンサブルチューン「夜うらら」など5曲が、ギターで坂下たけとも(THE SLUT BANKS)、菅大助(SiXX)、越川和磨(THE PRETTY TONES)、ドラムでMASUO(BACK DROP BOMB、PONTIACS)、大山草平(THE RiCECOOKERS)、キーボードでおおくぼけい(アーバンギャルド)といった豪華面子によるこだわりのバンドサウンドで蘇った。肩の力を抜いて歌っているHEESEYの歌声、そして多重コーラスも勿論聴きどころだ。12,000字によるロングインタビューをご堪能あれ。
■Reach Up
DIAMOND✡YUKAI
2019年はレッド・ウォーリアーズでの勇姿も印象的だったDIAMOND✡YUKAIだが、ソロデビュー30周年記念して『YUKAI BOX〜30th Anniversary』をリリース。受注生産による限定盤だが、90年代初頭にリリースされた『I'M THE BEST -世界の女は俺のもの-』『ピエロの囁き』『SHADOW BROWN & BLACK PIRATES 〜シャドウブラウン&ブラック・パイレーツの誕生〜』を最新リマスタリングで収録。さらに03年にリリースするも瞬く間に完売した『NIGHT LIFE ROMANCE』をディスク4に収録。ボーナストラックもたっぷりで初期のシングル曲やそのカップリング、YUTAKA & LITTLE WINGの楽曲、さらには新曲「俺たちのドラゴンゲート」なども収めている。これら4CDに加えて日本武道館でのソロデビューライヴを筆頭とする貴重なライヴ映像、PV、インタビューなどを収めた4DVD、ツアーパンフレット縮刷版、ユカイ自身のセレクトによるフォトブックレットも収めた8枚組豪華ボックス仕様になっている。これを祝してソロ初期のことをたっぷりと語ってもらった!
■The Live
THE ALFEE 初の無観客配信で発した諦めるなというメッセージ
毎年春と秋の全国ツアー、夏のイベント、さらに冬の武道館(昨年は代々木第一体育館)、大阪城ホールの締め…基本的にこれがアルフィーにとってデフォルトといえるコンサートスケジュールなのだ。ほぼ欠かされることのなかったツアースケジュールが、未曾有の感染症対策によって延期に追い込まれるとは、デビュー46周年のイノベーターバンドにとっても、こんな“初”は思いもよらなかっただろう。E2020年8月24、25日、初の無観客配信によって行なわれた夏のイベント“46th Birthday 夏の夢”2デイズ、全面ブルーに彩られたステージに三人が登場するオープニングだった。2日にわたる配信ライヴの模様をお伝えする!
■Rei's MAPLE LEAF RAG「弘法、筆をえらぶ」
シンガーソングライター/ギタリスト Reiのコラム 第9回目!
■NEW PRODUCTS
PRS GUITARS Silver Sky(Maple Fingerboard)/ GRETSCH G5655TG Electromatic Center Block Jr. Single-Cut with Bigsby / ZEMAITIS ZVWA22 / GRECO BGW22 SH / RABBIT IS USA-G Mahogany, USA-KO Korina / CREWS MANIAC SOUND EB-2400 Limited / Imbuia / PIGTRONIX Infinity 2 Double Looper
■VINTAGE GUITAR ARCHIVES
1957 GIBSON Byrdland エレクトリック・アーチトップが進化する鍵となった革新的モデル
エレクトリック・ギターが大きく進化していった50年代。そのターニング・ポイントとしてギブソンが初めてのシンライン・アーチトップ構造のバードランドを発表したのは1955年半ばだった。当時ギタリストの花形だったナッシュビルのトップ・セッション・ギタリスト/ハンク・ガーランドと彼の友人であり人気ギタリストのビリー・バードのアドヴァイスを受ける形で開発されたこのモデルは、長年ギブソン・アーチトップ・ギターの最高峰モデルとして君臨してきたL-5CESを最新のスタイルへと進化させたモデルでもあった。
■連載記事
アキマツネオ・二井原実・KENJI SUZUKI・吾妻光良・GUITAR RESEARCH・Music With You!(アオキテ/A Flood Of Circle)、0からはじめるギタリストのためのシンセサイザー(新連載!)