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エラ・フィッツジェラルドの完全未公開ライヴ音源発掘 ライヴアルバムから「Taking A Chance On Love」のMV公開

2020/09/16 13:15掲載
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Ella Fitzgerald / Ella: The Lost Berlin Tapes
Ella Fitzgerald / Ella: The Lost Berlin Tapes
エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)の完全未公開ライヴ音源を発掘。1962年3月25日にベルリンのスポーツ宮殿で録音されたライヴ音源で、ライヴ・アルバム『Ella: The Lost Berlin Tapes(邦題:エラ 〜ザ・ロスト・ベルリン・テープ)』として10月2日に発売されます。この作品から新たに「Taking A Chance On Love」のミュージックビデオが公開されています



以下、日本盤リリース決定時のインフォメーションより

エラ・フィッツジェラルドとベルリンと言えば、1960年に録音され大ヒットを記録したグラミー賞受賞作品『マック・ザ・ナイフ 〜エラ・イン・ベルリン』(1999年には、アメリカのナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスとグラミー賞の殿堂入りを同時に果たし、音楽史上「最も有名なライヴ盤」と呼ばれるモンスター・アルバム)が有名。しかし、実はエラはその後も1961年、1962年と立て続けにベルリンを訪れており、音源が確認されていないのは1962年の本アルバムの音源のみであった。ベルリン3部作の完結は、長年、ジャズ・ファンの夢であり、ついに今回のリリースで、伝説が完結することとなる。

本作が録音された1962年は、エラがキャリアの頂点に立っていた全盛期であり、本ライヴもそれまでのキャリアの中で最も大規模なヨーロッパ・ツアーの最中に行われたものであった。ピアニストのポール・スミス、ベーシストのウィルフレッド・ミドルブルックス、ドラマーのスタン・リーヴィーによる強力なリズムセクションをバックに、45歳の誕生日を1ヶ月後に控えたエラはパワフルなスウィングで観客を熱狂。音源には鳴り止まない拍手も収録されている。

また、ライヴ音源ならではのハプニングやMCも収められている。本日解禁になった「マック・ザ・ナイフ」では、曲中にアドリブで登場させた「ベルリン」という街の名前をなかなか思い出せなかったというエラが「とても恥ずかしいわ。『マック・ザ・ナイフ』を歌った場所なのに、街の名前が出てくるパートで、名前を思い出せなかったの!」とチャーミングに話す声が収録されている。

本音源はこれまで、エラのマネージャーを務めていたノーマン・グランツのプライベート・コレクションとして保管されていた。本アルバムは彼女の過去の名音源と呼ばれるライヴ音源たちに並ぶ貴重な音源となる。

なお、本作の発売を記念し当時エラが在籍していたVerveに残した名盤から選りすぐりの10枚を10月7日にリイシューすることも決定した。中でもベルリン3部作の2作目に位置づけられる『エラ・リターンズ・トゥ・ベルリン』は日本初CD化となっており、ぜひ本作との聴き比べも楽しんでいただきたい。


以下は以前に公開された映像

「Mack The Knife」のミュージックビデオ
■『Ella: The Lost Berlin Tapes』

01. チーク・トゥ・チーク / Cheek To Cheek
02. ヒーズ・マイ・カインド・オブ・ガイ / He’s My Kind Of Guy
03. クライ・ミー・ア・リヴァー / Cry Me A River
04. アイ・ウォント・ダンス / I Won’t Dance
05. サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー / Someone To Watch Over Me
06. ジャージー・バウンス/ Jersey Bounce
07. エンジェル・アイズ / Angel Eyes
08. クラップ・ハンズ・ヒア・カムズ・チャ-リー / Clap Hands, Here Comes Charlie
09. 恋のチャンス / Taking A Chance On Love
10. セ・マニフィーク / C’est Magnifique
11. グッド・モーニング・ハートエイク / Good Morning Heartache
12. ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー / Hallelujah, I Love Him So
13. ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー(リプライズ) / Hallelujah, I Love Him So (Reprise)
14. サマータイム/ Summertime
15. ミスター・パガニーニ / Mr. Paganini
16. マック・ザ・ナイフ / Mack The Knife 
17. ウィー・ベイビー・ブルース / Wee Baby Blues