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ザ・スリッツ ヴィヴ・アルバータインの回顧録を基にしたテレビシリーズが制作決定

2020/09/02 13:22掲載(Last Update:2020/09/03 06:57)
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Slits - Here To Be Heard: The Story Of The Slits
Slits - Here To Be Heard: The Story Of The Slits
ザ・スリッツ(The Slits)のギタリスト、ヴィヴ・アルバータイン(Viv Albertine)の回顧録を基にしたテレビシリーズが制作決定。

ハリウッド・リポーターやVarietyによると、映画『キャロル』などで知られるエリザベス・カールセンとスティーヴン・ウーリーのナンバー9・フィルムズと、ドラマ『パトリック・メルローズ』のレイチェル・ホロヴィッツのウェスト・フォース・フィルムズがテレビシリーズ化の権利を獲得しています。

アルバータインは1977年から1982年にかけてザ・スリッツにギタリストとして在籍。

アルバータインは、1970年代の彼女の人生や、男性優位のパンク・ロック・シーンの最盛期に、オール・ガール・バンド、ザ・スリッツのギタリストとしてパンク・ミュージックの世界に入ったことを詳細に記した『Clothes, Clothes, Clothes. Music, Music, Music. Boys, Boys, Boys』(2014年)、『To Throw Away Unopened』(2018年)という2冊の回顧録を発表しています。

アルバータインは

「レイチェル、エリザベス、スティーヴンが私の本を映像化してくれることをとても嬉しく思っています。最初から、彼らはこの作品の極めて個人的な性質を敏感に察知していたので、この本が誠実なプロデューサーの手に渡っていることは分かっていました。彼らのビジョンは作品と完全に一致しており、テーマと時代を理解しています。プロジェクトが始まり、私の物語に登場するすべてのキャラクターが現実のものとなるのを待ちきれません」

と述べています。

またプロデューサーの3人は

「音楽、ファッション、政治的イデオロギー、セクシュアリティが注目を集めていた時代を再訪するというのは、実に刺激的で爽快なことでしょう。アルバータインの2冊の素晴らしい回顧録では、非凡な女性の人生についての個人的な洞察と率直な意見が見事に語られている」

「ザ・スリッツは、性別を超えた象徴的な文化革命のサウンドトラックを作り上げ、ギタリストのヴィヴ・アルバータインはその真っただ中にいた。彼女は自由奔放な新しい姿勢、独自の音楽言語、DIYの美学を生み出し、それがメインストリームに浸透していった」

と話しています。

この作品のタイトル、リリース日、キャストなどの詳細はまだ発表されていません