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毒ヘビの新種にメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドにちなんだ名前が付けられる

2020/08/29 00:26掲載
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Atheris hetfieldi Image (Image credit: Arthur C. Wandeur)
Atheris hetfieldi Image (Image credit: Arthur C. Wandeur)
毒ヘビの新種にメタリカ(Metallica)ジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield)にちなんだ名前が付けられています。

「Atheris hetfieldi」と命名されたこの毒ヘビは、ルイス・セリアコ博士率いるメタル好きの科学者チームによって発見されています。赤道ギニアのビオコ島の火山の麓に生息する全長52cmほどのアフリカン・ブッシュ・バイパーの一種で、「三角形の頭部と強く尖った鱗が特徴で、ドラゴンのような姿をしており、ヘヴィメタル・バンドのヴォーカルのイメージと一致している」という。

ルイス・セリアはMetal Hammer誌のインタビューの中で、ジェイムズにちなんでヘビの名前をつけた理由を明らかにしています。

“私も、この論文の第二著者であるマリアナ・マルケスも、幼い頃からメタリカとジェイムズ・ヘットフィールドの大ファンです。私たちは、彼の音楽が私たちの私生活やキャリアのすべてにおいて、私たちに良い波動を伝えてくれたことへの感謝の気持ちを込めて、彼に敬意を表したいと思いました。また、熱帯林の真ん中にある火山の麓に住む、神秘的で毒のあるクールな見た目のヘビというのも、ヘヴィメタルとの相性が高いと思います!  一方で、新種にジェイムズの名前を付けることで、生物多様性の研究や現地調査が必要とされていることに注目が集まります。世界の生物多様性の大部分は絶滅との競争の中にあり、多くの種は、私たちが彼らの存在を知る前に絶滅してしまうかもしれません”

■Atheris hetfieldi

(Image credit: Luis Ceríaco)