国際的なファッションデザイナーで、イベントプロデューサーとしても活躍した山本寛斎が7月21日、急性骨髄性白血病のため死去。76歳でした。山本寛斎のSNSページにて発表されています。
山本寛斎は1944年生まれ。71年、ロンドンにおいて日本人として初めてファッション・ショーを開催、世界の舞台に踊り出た。これ以降、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダーらとの交流が始まる。既成概念を突き崩すアヴァンギャルドなデザインは、時代に敏感な若者から圧倒的な支持を獲得した。74年から92年までパリ・ニューヨーク・東京コレクションに参加し、世界的デザイナーとしての地位を築く。93年以降は、ファッションデザイナーの枠を超え、スペクタクルなライブイベントのプロデューサーとして活躍。世界中でKANSAI SUPER SHOWや日本元気プロジェクトを開催し、総動員数は360万人以上にのぼる。2008年G8洞爺湖サミットの会場・社交行事の総合プロデュース、成田新高速鉄道の特急「京成スカイライナー」新型車両の内装・外装のデザイン(2010年度グッドデザイン賞、2011年度ブルーリボン賞受賞)担当など、幅広いジャンルで活躍した。
以下Instagramページより
■山本寛斎に関するご報告
かねてより病気療養中でありました山本寛斎が、急性骨髄性白血病のため、2020年7月21日に享年76歳にて永眠いたしました。
闘病中も、皆様にもう一度「元気」な山本寛斎の姿をお見せしたいという本人の強い意志のもと、前向きに治療に励む傍ら、クリエーションに対する熱い思いをスタッフに語っておりました。
『人間は、無尽蔵のエネルギーを持っている。』どんなに苦しい時であっても、その気持ちを忘れずに、果敢に挑戦し続けました。
長きにわたり、山本寛斎を応援して下さった皆様に、心より感謝を申し上げますとともに、謹んでお知らせいたします。
なお、7月31日に配信のオンラインイベント「日本元気プロジェクト2020 スーパーエネルギー‼」につきましては、予定通り開催いたします。
ともに当日を迎えることが出来なかったことはスタッフ一同、大変心残りではございますが、山本寛斎の思いがこもった作品を皆様にお届けしたいと思っております。
デヴィッド・ボウイのツイッターでも訃報が伝えられています