サン・ラやセシル・テイラーらと共演　ジャズ・トランペッターのエディ・ゲイルが死去

サン・ラ（Sun Ra）やセシル・テイラーら（Cecil Taylor）と共演したジャズ・トランペッターのエディ・ゲイル（Eddie Gale）が7月10日に死去。Blue Note Recordsの公式サイトが発表。死因は未発表。78歳でした。

エディ・ゲイルはブルックリン生まれ。1972年にカリフォルニア州サンノゼに移り、そこで生涯を過ごす。

ゲイルはサン・ラのサイドマンとしてキャリアをスタートさせる。セシル・テイラーの『Unit Structures』やラリー・ヤングの『Of Love and Peace』などブルーノートの前衛的な名盤に参加した後、ブルーノートのバンドリーダーとしての道を歩み始め、60年代後半に2枚の先見の明のあるアルバム『Eddie Gale’s Ghetto Music』『Black Rhythm Happening』を発表。その後の50年間で、2004年の『Afro-Fire』を含む12枚以上のレコードを録音した。

ゲイルは生前、複数の慈善団体を率いるなど慈善活動にも熱心だった。特にミュージシャンのためのヘルスケアの提唱者だった。彼はジャズ・ミュージシャンのセルフ・ヘルプ・ヘルスケア基金を設立し、その収益をジャズ・ファンデーション・オブ・アメリカに寄付した