＜ロックの殿堂＞2020年式典　リアル・イベントは中止　代わりにテレビ特番を放送

＜ロックの殿堂（The Rock And Roll Hall Of Fame）＞は、新型コロナウイルスの影響で2020年の式典をキャンセル。その代わりに、新たに殿堂入りするアーティストを称える特別番組を米ケーブルテレビ放送局HBOで放送します。

2020年の式典はもともと5月2日に予定されていましたが、その後、11月7日に延期すると発表。そして今回、主催者は式典をリアル・イベントで開催することは不可能であるとし、キャンセルを発表。セレモニーをキャンセルしなければならないのは史上初めてです。

＜ロックの殿堂＞のジョン・サイクス会長は声明で

「私たちは殿堂入りメンバー、その家族、スタッフ、そして出席者の健康と安全を守るために、予定されていたライブイベントは不可能であるとの決定を下しました」

「HBOとエグゼクティブ・プロデューサーのジョエル・ギャレンと共に、2020年の殿堂入りアーティストを称えるエキサイティングなプログラムを制作します。彼らの音楽への多大な貢献と、それに続く世代のアーティストへの影響を語ることで、今までと変わらぬ感動を与えてくれることでしょう」

とコメントしています。

特別番組は米国で11月7日に放送されます。

2020年に新たにロックの殿堂入りするアーティストは

・ドゥービー・ブラザーズ（The Doobie Brothers）
・デペッシュ・モード（Depeche Mode）
・ナイン・インチ・ネイルズ（Nine Inch Nails）
・ノトーリアス・B.I.G.（Notorious B.I.G.）
・T・レックス（T.Rex）
・ホイットニー・ヒューストン（Whitney Houston）

さらに、ロック史上最も成功した2人のマネージャー、ジョン・ランドー（ブルース・スプリングスティーンのキャリアを導いた長年の業界マネージャー）と、アーヴィン・エイゾフ（1974年からイーグルスのパーソナル・マネージャー）には＜Ahmet Ertegun Award＞が授与されます。