キッス(KISS)、
ミートローフ(Meat Loaf)、
ルー・リード(Lou Reed)、
W.A.S.P.との仕事で知られるギタリストの
ボブ・キューリック(Bob Kulick)が死去。彼の実弟ブルース・キューリックがSNSで発表。70歳でした。
ブルースは
「兄ボブ・キューリックの訃報を伝えなければならないことに心を痛めています。彼の音楽への愛、そしてミュージシャンやプロデューサーとしての才能は、常に賞賛されるべきものです。彼は今、私の両親と一緒に、できるだけ大きな音でギターを弾いているだろう。この悲しい時期に、キューリック・ファミリのプライバシーを尊重してください」
と訃報を伝えています。
訃報を受け、キッスはSNSで「悲しみに打ちひしがれている。キューリック家のご家族に 哀悼の意を表します」と追悼コメントを発表しています。
ボブ・キューリックはニューヨークのブルックリン生まれ。本名はロバート・J・キューリック(Robert J. Kulick)。
1972年にキッスのオーディションを受ける。その座はエース・フレーリーが射止めたが、キッスは彼のことを高く評価し、後にキッスのアルバム『Alive II』『Unmasked』『Killers』『Creatures of the Nigh』のレコーディングに参加する。
ポール・スタンレー(Paul Stanley)の1978年ソロ・アルバム、1979年のソロ・ツアーにも参加した。
ボブは、ミートローフのツアーバンド、ネバーランド・エクスプレス(Neverland Express)に10年以上参加(1977年〜89年)、1984年にはミートローフのスタジオアルバム『Bad Attitude』のレコーディングにも参加した。
ボブはセッションギタリストとして、ルー・リード、
ダイアナ・ロス(Diana Ross)、
マイケル・ボルトン(Michael Bolton)などのアルバムでも演奏。またプロデューサーとしても活躍し、合計10枚以上のプラチナ、ゴールドレコードを獲得している。2004年には、
モーターヘッド(Motörhead)の「Whiplash」をプロデュースし、2004年度のグラミー賞最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞した。
2017年には初のソロ・アルバム『Skeletons In The Closet』をリリースした。