ジェスロ・タル(Jethro Tull)の
イアン・アンダーソン(Ian Anderson)は、自身が数年前に「慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)」と診断されたことを明らかにしています。
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」は、主に長期の喫煙が原因として起こる肺の慢性的な炎症性疾患。これまで「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれてきた病気の総称で、最近では「肺の生活習慣病」とも言われています。
米AXS TVの番組『The Big Interview with Dan Rather』に出演したイアンはインタビューの中で、
「今まで人前で話したことのないことをお話しします。私は数年前に診断された不治の肺疾患に苦しんでいます」
「苦労しています。悪化することもあります。感染症にかかって重症の気管支炎になると、2〜3週間はステージに出て演奏するのが本当に大変です」
「幸運なことに、今は薬を服用していて18ヶ月間病状が悪化していません。大気が汚染されていない環境ならば大丈夫です。しかし、もうあまり長くは生きられないだろう。まだ日常生活に影響が出るほどではありません。バスに乗るために走ることはできます」
「やれるところまで戦い続けます。肺の力をできるだけ多く使い続け限界までやります。座り込んで“もうこれ以上できない”と言い出せば何もかもが駄目になってしまうだろう。答えは頑張り続けることだ」
と話しています。この番組は米国で5月13日に放送されます。
以下はイアンのインタビューのクリップ映像