Genesis - Photo by PATRICK BALLS / MARTIN GRIFFIN
再結成ツアーの開催を発表している
ジェネシス(Genesis)。今回の再結成のメンバーは
フィル・コリンズ(Phil Collins)、
トニー・バンクス(Tony Banks)、
マイク・ラザフォード(Mike Rutherford)の3人で、2020年11月、12月に英国・アイルランドをツアーします。ジェネシスのライヴ・パフォーマンスは2007年以来13年ぶり。
3人は英MOJO誌のインタビューの中で、今回の再結成に1970年代に脱退した
ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)と
スティーヴ・ハケット(Steve Hackett)を加える可能性について尋ねられ、
フィルは「スティーヴとピーターとのリユニオンは難しいと思う。マイクやトニーと一緒にプレイするのは簡単な選択だ」と答えています。
マイクは「5人がまた一緒になるというアイデアが好きなのは知っているけど、ほとんどの人が知っていて愛している曲は、この40年間のものだよ。ピーターはずっと昔に脱退したんだ。今、彼と一緒に何ができるのか本当に分からないよ」と付け加えています。
トニーは「初期のアルバムは大好きだけど、その時代の曲をやるのは変な話だよ」と語っています。
このツアーには、フィル・コリンズが脊椎疾患のためドラムを演奏できないため、2年前のフィルのカムバックソロツアーと同様に、彼の18歳の息子であるニック・コリンズがドラムを担当します。
ニック・コリンズの参加について、フィルは「彼を無理やりバンドに入れたわけじゃない。ドラマーを押し付けることはできない」と話しています。
トニーは「最初にフィルが(自身の公演に)ニックを起用していると聞いた時、なんて馬鹿げたことをしていると思った。ニックはまだ16歳だった。でも、その後、彼がどれだけ優れていて、本物だという報道が再びなされ始めた。アルバート・ホールでフィルのショーを見たんだけど、ニックは最高だった」と話しています。また最初のリハーサルを回想し「最初に演奏した曲は“No Son of Mine”と“Land of Confusion'”だった。この2曲が一番簡単だったからね。ニックは僕らよりもよく知っていた。恥ずかしいくらいにね」と付け加えています。
3人はツアーを楽しみにしていますが、新しいアルバムを作る予定はありません。マイクは「我々のレーダーにはないよ。このツアーはそれ自体が大きな仕事なんだ」と語っています。