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フィオナ・アップル、8年ぶりの新アルバムは『Fetch the Bolt Cutters』

2020/03/17 05:08掲載
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Fiona Apple - CREDIT: Rick Kern/WireImage
Fiona Apple - CREDIT: Rick Kern/WireImage
フィオナ・アップル(Fiona Apple)は先週、8年ぶりの新アルバムを完成させたことを発表。新たにアルバム・タイトルが『Fetch the Bolt Cutters』であることを明らかにしています。リリース日はまだ未発表ですが、新作は13曲で構成され、「Newspaper」「On I Go」「The Drumset Is Gone」「Rack of His」「Kick Me Under the Table」「Ladies」「For Her」「Fetch the Bolt Cutters」「Shameka」「Heavy Balloon」「I Want You to Love Me」という楽曲が含まれていることもザ・ニューヨーカー誌のインタビューの中で発表しています。

スタジオ・アルバムのリリースは2012年の『The Idler Wheel Is Wiser Than the Driver of the Screw and Whipping Cords Will Serve You More Than Ropes Will Ever Do』以来。

アルバム・タイトルは、ジリアン・アンダーソン主演の英ドラマ『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』からの引用で、このフレーズは、性犯罪捜査官が「少女が拷問された部屋のの鍵のかかったドア」を見つけた場面に登場します。

またザ・ニューヨーカー誌によると、このアルバムに収録されている13曲は「raw(生)」で「percussion-heavy(パーカッション多用)」で、木製ブロックやベルなどの打楽器がふんだんに使われています。

フィオナはロサンゼルスの自宅でアルバムを書き録音し、プロデュースも自ら行っています。レコーディングにはドラマーのAmy Aileen Wood、ベーシストのSebastian Steinberg、ギタリストのDavid Garzaなどが参加しています。Steinbergは新作について「アルバムを作っているというよりは、彫刻を作っているような感じだった」と述べています。また収録曲のひとつ「Newspaper」には、彼女の姉アンバー・テイルーラ(Amber Taleullah)がヴォーカルハーモニーで参加しています。

このアルバムの歌詞は幅広い引用が特徴的で、「For Her」の歌詞には、米最高裁判事に指名されたブレット・カバノーの性的暴行疑惑を受け開催された公聴会についての言及があります。またタイトルトラックの歌詞には♪I need to run up that hill/I will, I will, I will.というケイト・ブッシュへの言及もあります。