Michael Bolton, Tony Iommi
マイケル・ボルトン(Michael Bolton)は、かつて
ブラック・サバス(Black Sabbath)のオーディションを受けていた。ボルトン自身はこの話を否定していますが、サバスのギタリストである
トニー・アイオミ(Tony Iommi)はGibsonTVのインタビューの中で、実際にオーディションが行われたと、この長年の噂を認めています。
日本では“バラードの貴公子”や“バラードの帝王”などと呼ばれ親しまれているマイケル・ボルトンは、デビュー当時はハードロックのヴォーカリストで、1970年代末に組んだバンド、ブラックジャック(Blackjack)はオジー・オズボーンのツアーにオープニング・アクトとして同行したこともあります。
アイオミはGibsonTVのインタビューの中で、1982年に脱退したロニー・ジェイムス・ディオに代わるヴォーカリストを探した頃について語っています。
アイオミはデイヴィッド・カヴァデールをサバスの新しいシンガーに迎えたかったことを明らかにし、「デイヴィッド・カヴァデールを見つけたが、俺は“ああ、(彼は)このバンドを結成したばかりだ、ホワイトスネイク。なぜ今まで見つけられなかったのか?」と当時を振り返っています。
アイオミは続けて
「それで、他のシンガーをたくさん探して、さまざまなシンガーをオーディションした。その中にはマイケル・ボルトンもいた。信じられないかもしれないが、彼はそのうちの一人だ。それは少し続いたが、俺たちは決断できなかった」
と話し、
「やがてイアン・ギランにたどり着いた。イアン・ギランと一緒にやるようになった。ミーティングがあったが、イアンはミーティングのことを覚えていないようだ。彼はあまりにも酔っていて、何が起こったのか思い出せなかった」と付け加えています。
ボルトン自身は、このオーディションが行われたことを否定しており、2014年に英Echoのインタビューの中で、この話は「噂にすぎない...いったいどこからそんな話が始まったのかわからない」と述べています。
ボルトンは2017年にマレーシアのLITEに出演した際、この話を再び否定し、「それは噂だ」「僕のロック・バンドがブラックジャックだったので、それと混同しているからだと思うよ。(このバンドでは)70年代後半に2枚のアルバムを作った。あれは僕のロック時代の一部だった」と話していました。
以下はトニー・アイオミのインタビュー映像