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ラトルズやモンティ・パイソン等で知られる英コメディアン/ミュージシャンのニール・イネスが死去

2019/12/30 22:48掲載(Last Update:2019/12/30 23:21)
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Neil Innes
Neil Innes
ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド(Bonzo Dog Doo-Dah Band/Bonzo Dog Band)ラトルズ(The Rutles)で活躍、モンティ・パイソン(Monty Python)とのコラボレーションでも知られる英国のコメディアン/ミュージシャンのニール・イネス(Neil Innes)が12月29日に死去。ニール・イネスの公式サイトで発表されています。公式サイトやイネス家の代理人によると、イネスは病気に苦しんでおらず、12月29日の夜に何の前触れもなく突然亡くなったと伝えています。イネスは75歳でした。

イネスは英エセックス生まれ。1960年代にボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド(後にボンゾ・ドッグ・バンドと改名)でピアノ、ギター、ヴォーカルを担当。同バンドは映画『マジカル・ミステリー・ツアー』に出演するなど、ビートルズ・メンバーとも親交があり、彼らの代表曲のひとつであるイネス作曲の「I'm the Urban Spaceman(邦題:恋のスペースマン)」にはポール・マッカートニーが変名でプロデュース参加した。

イネスは1970年代、イギリスのコメディ集団モンティ・パイソンと密接に関連するようになり、愛情を込めて「7番目のパイソン」として知られるようになる。パイソンの曲やスケッチ/コントを手がけ、またパイソンの映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』『ライフ・オブ・ブライアン』にも出演した。

バンド解散後、イネスは、パイソンのエリック・アイドルと共にコメディ・テレビ番組『ラトランド・ウィークエンド・テレビジョン』を手掛け、この番組からビートルズのパロディ・バンド、ラトルズが誕生。人気となり、後にビートルズを徹底的にパロディ化したテレビ映画『オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ』が制作された。

イネスは2018年にビートルズのトリビュート・バンド、The Bootleg Beatlesとツアーを行うなど、近年も音楽活動を続けていた。

■ニール・イネス 公式サイト
https://neilinnes.media/