ビートルズの遺伝子たちを集めた日本独自企画コンピレーションCD『Power To The Pop』の関連企画として、世界中の知られざるビートルズの遺伝子たちを「日本企画ベスト盤」として紹介していく新シリーズがスタート。
第一弾はカナダのPOP職人スティーヴ・エッガーズ率いるザ・ナインズ(The Nines)の『ザ・ベスト・オブ・ザ・ナインズ』(12月25日発売)。第二弾はPOP職人
マイク・ヴァイオラ(Mike Viola)の『ザ・ベスト・オブ・マイク・ヴァイオラ』(2020年1月22日発売)。以降Pugwash、The Merrymakers、L.E.O.など毎月1タイトルずつリリースされる予定です。
■ザ・ナインズ『ザ・ベスト・オブ・ザ・ナインズ』
カナダの天才POP職人スティーヴ・エッガーズ率いるThe Nines(ザ・ナインズ)の日本初お披露目となる『ザ・ベスト・オブ・ザ・ナインズ』が今年のクリスマス、12月25日に発売される。
今作『ザ・ベスト・オブ・ザ・ナインズ』は、海外で"Paul McCartney&WingsのアルバムにELOとCheap TrickとXTCをミックスしたような…"と評される、The Ninesが2007年にリリースした4枚目にして最高傑作『Gran Jukle's Field』(日本初発売)に、彼らがこれまで発売してきたアルバムからセレクトした11曲と未発表の新曲1曲をプラスした日本独自企画のベスト盤。2019最新リマスター、日本制作新規アートワーク、CD収録時間ぎりぎりまで詰めこんだ全24曲収録で1,980円(税込)という、超お得用なアルバムとなっている。
『Gran Jukle's Field』サイドでは、BeatleDNA meets QueenDNAともいえる「Insanity」で始まり、『ディスカバリー』前後のELOを彷彿させるめくるめく煌びやかなサウンドの「Don't Be A Fool」から、あっと驚くビージーズ的なPOPディスコ「I Am Lost」まで、ただ美しいだけじゃないヒネリや隠し味が効いた"完璧なるひねくれPOP"が満載。
『Bonus Singles Collection』サイドでは、超パワーポップ「Drama Queen」から、ポール・マッカートニーの小品的なバラード「Mary Jane」、ウォール・オブ・サウンドの「Operator」、ビリー・ジョエルのピアノ弾き語り的な「Goodnight My Love」、この季節にぴったりの美しいクリスマス・ソング「It's Christmas」他、ポップの歴史を紐解くような極上のメロディのオンパレード。さらに今作のために新曲「Lost And All Alone」をレコーディングし収録、本邦初公開となる。
スティーヴ・エッガーズの若きポール・マッカートニーに似た歌声と、既に名曲の佇まいを持つ楽曲の数々はBeatleDNA直系の良質なポップ・センスを感じ取ってもらえるはずだ。
12月13日発売のレコード・コレクターズでは「ザ・ビートルズの遺伝子」を特集。その中でThe Ninesについてこのように評している。
「リスナーの心を一瞬で虜にするポップ・メロディの数々は、どれを聞いてもポール・マッカートニー直系。この作曲センスは00〜10年代のポップ・シーンにおいても屈指と言えるほど、本当に凄い。・・・スティーヴ・エッガーズの才能にふれると、ポールやジョンの作風を思わせる新しいポップ・メロディは尽きることなく、まだまだ生まれ得るのだと実感し、安心する」(引用元:レコード・コレクターズ2020年1月号 筆者:片島吉章)
■マイク・ヴァイオラ『ザ・ベスト・オブ・マイク・ヴァイオラ』
ビートルズやビーチ・ボーイズの遺伝子を受け継ぐ、素晴らしいメロディとハーモニーをもつキャッチーな曲を作るソングライターとしての才能。ロックから優しいバラードまでをエモーショナルに歌いこなす、エルヴィス・コステロを彷彿させるハスキーな歌声。プロデューサー、近年はレーベルのA&Rとして、多くのアーティストに頼られる編曲/プロデュースの手腕の持ち主。天才POP職人=マイク・ヴァイオラの日本独自企画ベスト・アルバムが2020年1月22日発売となる。
トム・ハンクス監督、リヴ・タイラー主演映画『すべてをあなたに(That Thing You Do)』の中でThe Wondersというグループが歌ったビートリッシュなサウンドを聴かせてくれる同名主題歌、この曲のヴォーカルを担当していたのがこのマイク・ヴァイオラで、その年のアカデミー賞ベスト・オリジナル・ソング賞にノミネートされ一躍脚光を浴びることになる。この曲を作曲したファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレンジャーはマイクについてこう語っている。
「マイクは僕よりもずっと優れた歌手だ。そのスタイルを超えて、今生きている歌手のなかでも最高のひとりだよ。ものすごい歌手なんだ。実のところ、僕らの作ったデモがあまりに良くって、映画「すべてをあなたに」のプロデューサーはそれを超えるものを作れず、結局マイクをリード・ヴォーカル役に起用することになったんだ。だって、マイクほどうまく歌える人は誰もいなかったからね」―――ファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレンジャー
これまでに何度も共演してきたライアン・アダムスもマイク・ヴァイオラについてこう語っている。
「マイクはすごく才能がある。僕の知っているなかでも、最高のソングライターのひとりだね」―――ライアン・アダムズ
天才ポップ職人が紡ぎだす”ポップの魔法“に包まれた極上のメロディーとハーモニー、煌めく名曲の数々を集大成した日本だけのベスト・アルバムには、マイクの原点ともいえる「すべてをあなたに(That Thing You Do)」も収録。その後のバンド・キャンディ・ブッチャーズ時代からソロまで。過去20年間の彼のアルバムの中からメロディアス&ポップな楽曲をピックアップ。さらに現時点での彼の最新録音まで、名曲がぎっしり詰まった日本のファンのために作られた日本のみのベスト盤。未発表曲「エヴリシングズ・グレイト」や2曲のボーナス・トラック含むCD収録時間ぎりぎりまで詰め込んだ全23曲を収録。クリスマス・ソングもなぜか2曲収録されているが、1曲はすでに現在入手困難なファン垂涎のレア曲「ギヴ・ミー・ア・セカンド・チャンス・フォー・クリスマス」。もう一曲はクリスマスにこだわらなくとも、いつ聴いても素晴らしいと思えるエヴァ―グリーンなメロディで、現在のところ最新曲の一つ「ヒア・ウィ・ゴー・イッツ・クリスマス・タイム」。Power Pop史上最高のクリスマス・ソングの一つと言っても過言ではない。
マイク・ヴァイオラに彼自身の作品を一言で言うと?という質問を投げかけてみたところ、こう答えてくれた。
「もしビーチ・ボーイズの『サンフラワー』とポール・マッカートニーの『ラム』が好きだったら、気に入ってもらえると思うよ」(マイク・ヴァイオラ)
そして、彼のヒーローであるポール・マッカートニーに会った時のこともこう語ってくれた。
「僕はポール・マッカートニーの大ファンで、楽器があれば、ポール(・マッカートニー)の曲なら何でも演奏できるよ。僕のお気に入りのポールのアルバムは『ラム』。僕がやっていることを今やっているやり方でやっているのは、このレコードから始まっている。ポールに会ったとき、彼にも言った。”正直に言いますと、僕のキャリアのすべてが『ラム』を基にしているんです”。するとポールが”あれは良いレコードだ。でも、キャリアが『ラム』が基にしているって、どういう意味だい?”と彼に訊かれたから、”あのレコードがあまりに好きなので、自分の書く曲のすべてをあのレコードと比較して判断するんです”と答えたよ。ポールは嬉しそうに笑っていたよ。」(マイク・ヴァイオラ)
マイク・ヴァイオラのエルヴィス・コステロに似た歌声と、既に名曲の佇まいを持つ楽曲の数々はBeatleDNA直系の良質なポップ・センスを感じ取ってもらえるはずだ。ビートルズの遺伝子たちを集めた究極のBeatleDNAコンピCD『Power To The Pop』にもマイク・ヴァイオラの「ホエン・アイ・ホールド・ユー・イン・マイ・アームズ」が収録されている。
【アルバム概要】
■ザ・ナインズ 『ザ・ベスト・オブ・ザ・ナインズ』
The Nines / Gran Jukle's Field + Bonus Singles Collection(Japan Edition)
2019年12月25日発売 SICX146 ¥1800+税
【収録曲】
―『Gran Jukle's Field』―
01. インサニティ Insanity (The Sanest Thing You've Got)
02. ドント・ビー・ア・フール Don't Be A Fool
03. ダンス・ジャスト・フォー・ミー Dance Just For Me
04. シー・ハイジャックド・ミー She Hijacked Me
05. シャンテル・エリザベス Chantel Elizabeth
06. アイ・アム・ロスト I Am Lost
07. ヴァージニア Virginia
08. セーフ Safe
09. モノトニーズ・ソング Monotony's Song
10. ファインド・アワー・ウェイ・バック・ホーム Find Our Way Back Home
11. アイリーン Eileen
12. グラン・ジュクル・フィールド Gran Jukle's Field
―『Bonus Singles Collection』―
13. モーニング・アイ・ウェイク Morning I Wake (from Wonderworld of Colourful)
14. ベター Better (from Properties of Sound)
15. ドラマ・クイーン Drama Queen (from Calling Distance Stations)
16. メリー・ジェーン Mary Jane (from Calling Distance Stations
17. マリゴールド Marigold (from Calling Distance Stations)
18. ファー・アウェイ Far Away (from The Nines)
19. シーズンズ Seasons (from The Nines)
20. オペレイター Operator (Coming Home To You) (from Alejandro's Visions (Original Soundtrack))
21. メイビー・イフ・ユー・ステイド Maybe If You Stayed (from Colour Radio (American Transistor))
22. イッツ・クリスマス It's Christmas (from It's Christmas)
23. グッドナイト・マイ・ラヴ Goodnight My Love (from It's Christmas)
24. ロスト・アンド・オール・アローン Lost And All Alone (New Song/Unreleased)新曲!!
■マイク・ヴァイオラ『ザ・ベスト・オブ・マイク・ヴァイオラ』
Mike Viola『Introducing...Mike Viola(Japan Best』
2020年1月22日発売 SICX149 ¥1800+税
【収録曲】
1 ストロベリー・ブロンド The Strawberry Blonde(2007『Lurch』)*
2 サウンドトラック・オブ・マイ・サマー Soundtrack Of My Summer(2011 『Electro de Perfecto』)*
3 ホエン・アイ・ホールド・ユー・イン・マイ・アームズ When I Hold You In My Arms(2007 『Lurch』)*
4 イット・ダズ・ア・ナンバー・オン・マイ・ブレイン It Does A Number on My Brain(2018 『Bitten and Cursed – Single』)*
5 ゲット・ユー・バック Get You Back(2011 Electro de Perfecto』)*
6 ヒア・ウィ・ゴー・イッツ・クリスマス・タイム Here We Go, It’s Christmas Time (2018 『Here We Go, It’s Christmas Time』) *
7 スパークル Sparkle!(2004 『Hang On Mike』)**
8 エル・ムンド・デ・パーフェクト El Mundo De Perfecto(2011 『Electro De Perfecto』)*
9 フォーリング・イントゥ・プレイス Falling Into Place(1999 『Falling Into Place』)**
10 スーパーキッド Superkid(2004 『Hang On Mike』)**
11 グッド・アイデア・グロウ・オン・トゥリーズ Good Ideas Grow On Trees(2007 『Lurch)
12 ブレイク・ユア・ハート Break Your Heart(1999 『Falling Into Place』)**
13 ユー・ビロング・トゥ・ミー・ナウ You Belong To Me Now(2002 『Play With Your Head』)**
14 ホワット・トゥ・ドゥ・ウィズ・マイケル What To Do With Michael(2004 『Hang On Mike』)**
15 ホドマック/エヴリシングズ・グレイト (未発表曲) Hodmuck/Everything‘s Great (Unreleased)
16 ミュータント・ニンジャ・タートル Mutant Ninja Turtle(2018 『The American Egypt』)*
17 ヘア・オブ・ザ・ドッグ Hair Of The Dog(2005 『Just Before Dark』)*
18 ガーリー・ウォーム Girly Worm(2007 『Lurch』)*
19 ギヴ・ミー・ア・セカンド・チャンス・フォー・クリスマス Give Me A Second Chance For Christmas(1999 『Let’s get christmas EP』)*
20 サウンド・オブ・マイ・オウン・ヴォイス Sound Of My Own Voice(2005 『Just Before Dark』)*
21 キング・コング・ハンドKing Kong Hand(2018 『The American Egypt』)*
<Bonus Tracks>
22 ザ・ワンダーズ/すべてをあなたに The Wonders/That Thing You Do (OST 『That Thing You Do』)
23 (Secret Tracck)
*Mike Viola名義
*Mike Viola & The Candy Butchers名義
15,22は「アーティスト名/曲名」の順