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ザ・ドアーズの影のベーシスト 『Strange Days』ほかアルバム3作で演奏したダグ・ルーバンが死去

2019/11/25 09:50掲載(Last Update:2019/11/25 10:17)
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The Doors / Strange Days
The Doors / Strange Days
ザ・ドアーズ(The Doors)のアルバム3タイトルで演奏したベーシストのダグ・ルーバン(Doug Lubahn/Douglass Lubahn)が死去。ザ・ドアーズの公式Facebookページで発表。死因は明らかにされていません。71歳でした。

ルーバンは、ザ・ドアーズの『Strange Days(邦題:まぼろしの世界)』、『Waiting for the Sun(邦題:太陽を待ちながら)』、『The Soft Parade』のレコーディングに参加。「People Are Strange」「Love Me Two Times」「Hello, I Love You」などを演奏しています。

ルーバンは、1965年、米コロラド州アスペンでスキー・インストラクターとして働いていた頃、ママス&パパスのキャス・エリオットと偶然出会い、まだ10代後半の駆け出しのミュージシャンであったルーバンは、エリオットから、もし本当にキャリアを追求することに興味があるのなら、ロサンゼルスに移住するべきと言われたことがきっかけで、彼のレコーディング・キャリアがスタートします。

ルーバンは、バンドClear Lightの創設メンバーで、同バンドも手掛けたプロデューサーのポール・A・ロスチャイルドからザ・ドアーズの2ndアルバムのセッションに参加するように依頼されて『Strange Days』のレコーディングに参加。その後、ポール・A・ロスチャイルドがプロデュースした『Waiting for the Sun』『The Soft Parade』のレコーディングにも参加しています。

ルーバンはその後、Dreams、Pierce Arrow、Riff Raffなどのバンドのメンバーになり、80年代にはビリー・スクワイアやテッド・ニュージェントのアルバムに参加しています。

ソングライターとしてのルバーンの最大の功績はパット・ベネターの「Treat Her Right」。この曲は1980年のスマッシュ・アルバム『Crimes of Passion』からのシングルとしてヒットしています