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ルー・リードがアンディ・ウォーホルのために録音した未発表曲を発見、抜粋音源あり

2019/10/31 16:21掲載
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Lou Reed and Andy Warhol - CREDIT: LINDSAY FRANCE/CORNELL MARKETING
Lou Reed and Andy Warhol - CREDIT: LINDSAY FRANCE/CORNELL MARKETING
ニューヨーク・タイムズ紙や米サイトvarietyによると、ルー・リード(Lou Reed)アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のために録音した未発表曲12曲のラフ・ヴァージョンが、アンディ・ウォーホル・ミュージアムのアーカイブに保管されていた1975年のカセットテープの中から発見されています。

カセットテープのサイド1は、ルー・リードの1975年コンサートをライヴ・レコーディングした音源で構成されています。サイド2には「The Philosophy Songs (From A to B and Back)」というラベルが付けられており、12曲ほどの未発表曲の一部が収録されています。これら楽曲は、リードが歌詞の素材としてウォーホルの本『The Philosophy of Andy Warhol (From A to B and Back Again)』のフレーズを使い、曲を書いたのが特徴です。

この未発表曲を発見したのは、コーネル大学の音楽教授ジュディス・ペライノ(Judith Peraino)で、ピッツバーグのアンディ・ウォーホル・ミュージアムでアーカイブ研究を行っているときにこのテープに出会っています。

ペライノは「彼は自分のアパートの部屋でヴォーカルとアコースティックギターだけで録音したようだ」「ルー・リードがウォーホルのためだけにキュレーションしたライヴ・セットと、作曲した楽曲セットの両方を作ったという点が、このテープの珍しいところ」と話しています。

これら録音音源が公式にリリースされる可能性は、著作権をめぐる問題のため難しいようです。米サイトvarietyは、ルー・リードの遺産を管理するエステートから許可を得て30秒の抜粋を公開しています

https://variety.com/2019/music/news/lost-lou-reed-songs-for-andy-warhol-discovered-1203388986/

以下は発見したペライノのインタビュー映像