リュック・ベッソンの原点、映画『グラン・ブルー』上映決定。『グラン・ブルー オリジナル版ーデジタル・レストア・バージョン』が11月22日(金)よりアップリンク吉祥寺で上映されます。
今回の上映は、映画『グラン・ブルー』で知られる伝説のダイバー、ジャック・マイヨールの生涯を追ったドキュメンタリー映画『ドルフィン・マン〜ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』の日本公開を記念したもの。映画『ドルフィン・マン〜ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』は11月29日(金)より新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されます。なお、この映画の本編にも登場しナレーションも務めているのは『グラン・ブルー』 でジャック・マイヨールを演じたジャン=マルク・バールです。
■映画『グラン・ブルー オリジナル版―デジタル・レストア・バージョン』
日程:2019年11月22日(金)〜12月5日(木)
会場:アップリンク吉祥寺(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5−1 パルコ地下 2階)
https://joji.uplink.co.jp/movie/2019/3530 水面下100メートル
そこには音もなく、重力もなく、悲劇もない。
水面さえも見えない。グラン・ブルー。
1988年シチリア。難破船の解体作業中にダイバーが船内に閉じ込められてしまったと聞きつけ、エンゾ(ジャン・レノ)と弟ロベルト(マルク・デュレ)が現場に駆けつける。取り乱している現場責任者に1万ドルで救助を請け負うと申し出、大金をせしめたエンゾは、そのお金で少年時代の親友ジャック・マイヨール(ジャン=マルク・バール)を探せとロベルトに命じる。
同じ頃、遠く離れたアンデス山脈。ニューヨークからきた保険調査員のジョアンナ・ベイカー(ロザンナ・アークェット)は、氷原で起きた事故の調査のため、ローランス博士(ポール・シュナール)の研究所を訪ねていた。ジョアンナは、そこでボンベも背負わずに氷の下の深い湖へ潜っていくダイバー、ジャックに出会う。
20年ぶりにエンゾに再会する。エンゾは、シチリアのタオルミナで開催されるフリーダイビングの大会に参加するよう告げ、その場を去る。一方、ニューヨークに戻ったジョアンナは、ローランス博士からジャックがタオルミナの大会に出場することを聞きつけ、タオルミナへと向かう。ここでジャック、エンゾ、ジョアンナの3人が出会い…。
『グラン・ブルー オリジナル版 ―デジタル・レストア・バージョン―』
(1988年/フランス/カラー/137分)
監督: リュック・ベッソン
出演:ロザンナ・アークエット、ジャン=マルク・バール、ジャン・レノ
製作: パトリス・ルドゥー
音楽: エリック・セラ
美術監督: ダン・ワイル
撮影監督: カルロ・ヴァリーニ
配給:角川映画
© 1988 GAUMONT
■『ドルフィン・マン〜ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』
2019年11月29日(金)新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
果てしなく深い青一色の世界に、彼が求めたものとは――
ジャック・マイヨールの人生に深い影響を与えた日本との絆を解き明かす。
1988年に公開されたリュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』は、“素潜り”の世界記録に命懸けで挑む青年が主人公の海洋アドベンチャー。この主人公のモデルこそフランス人フリーダイバーのジャック・マイヨールだった。彼は、上海在住の幼少期に、何度か佐賀・唐津を訪問。そこで海女の素潜りを見たことが将来へとつながる。成長した彼は世界を放浪、フロリダでイルカに出会い運命が決定付けられる。素潜りを極めるべく、インドでヨガに出会い、日本の禅寺で精神を鍛え、ついに1976年、49歳の時に人類史上初めて水深100mに達する偉業を達成。それは“人間を超越した感覚”を経験した瞬間だった。その後『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるが、晩年うつ病になり自ら生涯を閉じる。
関係者のインタビューから紐解く栄光と孤独、波瀾万丈の生涯。
ナレーションは『グラン・ブルー』で主人公を演じたジャン=マルク・バール。
劇中ではマイヨール本人の映像が随所に登場。家族や、写真家ら彼と交流のあった人たち、彼に影響を受けた現役のトップ・ダイバーらが証言する。そこから見えてくる知られざる素顔や、人生に落とした影、日本との強い絆を通して、彼が生涯をもって人々に伝えたかったことを“深く”探っていく。
監督:レフトリス・ハリートス
出演:ジャック・マイヨール、ジャン=マルク・バール、ドッティ・マイヨール、ジャン=ジャック・マイヨール、成田均、高砂淳二、ウィリアム・トゥルブリッジほか
ナレーション:ジャン=マルク・バール
(2017年/ギリシャ、フランス、日本、カナダ/78分/カラー、モノクロ)
©2017 ANEMON PRODUCTIONS/LES FILMS DU BALIBARI/GREEK FILM CENTRE/IMPLEO INC./STORYLINE ENTERTAINMENT/WOWOW