リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)は、2015年に
クリス・スクワイア(Chris Squire)が亡くなった時、
イエス(Yes)の名前を終わらせるべきだったと、米ローリング・ストーン誌の最新インタビューで語っています。
ウェイクマンは、2020年に最後のツアーを行うという
イエス・フィーチャリング・ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン(YES featuring Jon Anderson, Trevor Rabin & Rick Wakeman)について、以前のインタビューの中でイエスと名乗ることに反対であると発言していました。
米ローリング・ストーン誌はそれについて本当かどうか尋ねたところ
「いいえ。しなかった。私は風変りな老人です。私にはかなり道徳的な見解がある」
「クリスが亡くなったとき、彼はバンドに残っている唯一の創設メンバーだった。彼はイエスのすべての化身の中にいた唯一の男だ」
「非常に多くのバンドメンバーが出入りしていたので、クリスが亡くなったときにやるべきことは“OK、イエスという名前は棚へ上げます。これでおしまい”と言うのが適切だった」
「我々はイエス・ミュージックを演奏できる。スティーヴ・ハウがバンドを作りたければ、イエス・ミュージックを演奏できる。ジョン・アンダーソンもできる。バンドに参加したことのある人なら誰でもイエス・ミュージックを演奏する権利があるが、違う名前で演奏するべきだ」
「悪いところは何もないが、クリスが亡くなった後に起こったことによって、名前、言葉、音楽を劣化させた」
「私たちは結局、プロモーターが“Yes featuring ARW”を欲しがったために、それでツアーに出たが、それは人々を混乱させただけだった。ファンは誰に会え、何が起こっているのか分からなかった」
「それは間違っていて、私はそれに非常に反対だった。しかし、私たちは来年いくつかの最後のショーを行い、ARWになる予定。“ARW Performing an Evening of Yes Music.”かもしれないが、それでいい。しかし、バンドの名においてはイエスではない」
なぜARWが最後のツアーを計画しているのかについて尋ねられたウェイクマンは「健康面で若い人はいない」ことを指摘し、自身の両手の関節炎についても話しています
「現時点では制御可能。薬もドラッグも飲んでいないが運動はしている。指をしなやかに保つためには、一生懸命練習しなければならない。動かないこともあるが、今はまだ演奏できる。器用さはまだ残っている。正しいエクササイズをすれば大丈夫だ」
「おそらく2022年の初めから終わりまで大丈夫だと思うが、それ以降はできないと思う。まだプレイすることはできるが、現在の標準的なライヴまではできない」
「私はまだ音楽の録音や演奏ができるし、風変わりなコンサートもできるが、それらは別のコンサートになるだろう。私がみんなと一緒にやると決めた理由は、できる限りベストを尽くすことができるときにファンの皆さんにお別れ/感謝のツアーをしたいから」