HOME > ニュース >

ピーター・フランプトン 最後のツアーを終える、ファイナル公演のラスト曲はビートルズのカヴァー

2019/10/15 10:10掲載(Last Update:2019/12/13 19:56)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Peter Frampton - Jesse Grant, Getty Images
Peter Frampton - Jesse Grant, Getty Images
ハンブル・パイ(Humble Pie)での活躍でも知られるギタリスト/ヴォーカリストのピーター・フランプトン(Peter Frampton)。今年6月よりスタートしたフェアウェル・ツアー<Peter Frampton Finale - The Farewell Tour>のファイナル公演が10月12日にカリフォルニア州コンコードで行われ、最後のツアーを終えています。ツアー最終日の最後を締めくくった曲はビートルズのカヴァー「While My Guitar Gently Weeps」でした。当日のファン撮影の映像あり。

フランプトンはフェアウェル・ツアー開催を発表した後、米TV番組『CBS This Morning』と米ローリングストーン誌のインタビューの中で、自身が難病の「封入体筋炎(IBM: Inclusion body myositis)」と診断されていたことを公表。

「封入体筋炎」は、筋肉に慢性的な炎症・変性が生じることを原因とする病気。 太ももや手先の筋力が低下し、階段が昇りにくい、手足に力が入らない等の症状が出て、病気が進行すると、車いすを使用することになる可能性もあります。

フランプトンは4年ほど前に封入体筋炎と診断。2018年秋からは、筋肉から力が失われる速度が速まっているのを感じ始め、「1年後には演奏できないかもしれない」と症状が迫っていることを心配し、今回のツアーをフェアウェル・ツアーとすることにしたと語っていました。「フェアウェル・ツアーをするなら良い演奏をしたい。ロックしたい。このツアーでは、昨年や一昨年もできたことはすべてできそうだ。それが僕にとっては最も重要なこと。“もうこれ以上プレイできない”と悲鳴を上げるのではなく、叫びながらツアーに出たい。悲鳴を上げるなんてことはしない。僕は完璧主義者なので、それはできまない」と語っていました。

【Update:2019/12/13 19:55】
終えたのはフェアウェルツアーの北米公演で、新たにヨーロッパ公演の開催を発表しています。2020年6月に計4公演を行う予定です