『ミュージック・マガジン11月号』の表紙・特集はPIZZICATO FIVE。小西康陽、野宮真貴への最新インタヴューや、ミュージシャン/DJによる選曲、コメントを通して、90年代のピチカート・ファイヴの魅力を改めて考える。
他の特集は「創刊50周年記念ランキング〜2020年代への視点(10)〜ラテン/カリブ音楽アルバム・ベスト100」「ワープ・レコーズ30周年」。10月19日発売
■『ミュージック・マガジン 2019年11月』
【特集】 PIZZICATO FIVE
ピチカート・ファイヴの日本コロムビア時代の音源が、16枚組のアナログ・7インチ・ボックス(CD2枚組でも発売)という形式でリリースされる。小西康陽の完全監修のもとニュー・エディット&ニュー・ミックスを施された音源には、現在の小西のDJとしての視点が強く表れている。小西、野宮真貴への最新インタヴューや、ミュージシャン/DJによる選曲、コメントを通して、90年代のピチカート・ファイヴの魅力を改めて考える。
■ 小西康陽インタヴュー~7インチ・ボックスを作って考えたこと(松永良平)
■ ピチカート・ファイヴを7インチでプレイする(川西卓、小西康陽、澤部渡/スカート、曽我部恵一、tofubeats、松永良平、安田謙一)
■ 野宮真貴インタヴュー~ピチカート・ファイヴとして過ごした10年間(油納将志)
【特集】 創刊50周年記念ランキング~2020年代への視点(10)~ラテン/カリブ音楽アルバム・ベスト100
創刊50周年記念ランキング企画、第10弾は「ラテン/カリブ音楽」のベスト100です。対象となるのは、レゲエとブラジル音楽を除く、オールタイムの中南米・カリブ地域発祥の音楽。サルサ、ビギン、メレンゲ、コンパ、カリプソ、タンゴなど、地域ごとにさまざまなスタイルが存在し、現在もジャンル関係なく独自の音楽を生み出し続けている多彩な音楽地域を、まとめて対象としました。ランキングは、32人の選者が1位から30位までオールタイムで順位づけしたものを編集部で集計し、ベスト100を選出しています。どうぞお楽しみください。
■ 32人の投票で選ばれた100枚!(浅野純、五十嵐正、石田昌隆、海老原政彦、大石始、大鷹俊一、岡本郁生、荻原和也、北中正和、栗本斉、小出斉、佐藤英輔、高橋修、高橋健太郎、田中克海、Tinnen、塚原立志、寺下光彦、中野たいじ、祢屋康、原田和典、原田尊志、深沢美樹、松山晋也、宗像明将、安田謙一、山本幸洋、湯浅学、吉本秀純、若杉実、渡辺亨、久保太郎)
■ 対談:ラテンの価値観を僕らは誰にも押しつけることはできない(原田尊志×山本幸洋)
■ 筆者紹介~編集部員以外でランキングに参加した31名の総評
■ ランキングに参加した筆者の個人別ベスト30
【特集】 ワープ・レコーズ30周年
1989年、イギリスのシェフィールドで誕生。以後30年にわたって、エレクトロニック・ミュージックのトップランナーとして、時代を牽引してきたレーベル、ワープ・レコーズ。エイフェックス・ツイン、オウテカ、スクエアプッシャー、フライング・ロータスらを擁する一方で、!!!やバトルスといったロック系、ダニー・ブラウンやケレラなどヒップホップ/R&Bの重要作品も手がけてきた。この特集では、30年を彩った名作たちにスポットを当てながら、ワープの偉大な功績を振り返ってみたい。
■ リスナーから音楽的信頼を得続けたレーベルの歩み(渡辺健吾)
■ 30年の30枚(小野島大、木津毅、近藤真弥、坂本哲哉、デンシノオト、寺下光彦、渡辺健吾)
□ デザート・セッションズ~ジョシュ・オムらが砂漠でセッションした音源(大鷹俊一)
□ ムラトゥ・アスタトケ~エチオ・ジャズの父に聞く(川瀬慈)
□ 創刊50周年記念連載~『ミュージック・マガジン』50年史~第10回:俺とラップと『ミュージック・マガジン』(湯浅学)
□ ショーン・オヘイガン(小野島大)
□ サマンサ・シドリー(五十嵐正)
□ ソフィア・ボルト(石川真男)
□ クレヴァー・オースティン(原雅明)
□ フローティング・ポインツ(坂本哲哉)
□ ビル・フリゼール(安田謙一)
□ BLUE NOTE VOYAGE(大谷隆之)
□ レ・フレール(かこいゆみこ)
□ Limited Express(has gone)(?小山守)
□ マリアンヌ東雲(池上尚志)
□ ティー(土佐有明)
□ 9m88(柴崎祐二)