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ザ・キンクス『Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)』が50周年を記念してラジオドラマに

2019/10/06 16:42掲載(Last Update:2019/10/06 19:41)
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The Kinks / Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)
The Kinks / Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)
ザ・キンクス(The Kinks)が1969年にリリースしたアルバム『Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)【邦題:アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡】』がラジオドラマに。英BBC Radio 4で11月2日に放送されます。

アルバム『Arthur』はもともと英グラナダTVのドラマのサウンドトラックとして企画。ドラマの計画は頓挫し、最終的に独立したコンセプト・アルバムとしてリリースされています。ドラマはメンバーのレイ・デイヴィス(Ray Davies)と脚本家ジュリアン・ミッチェルによって書かれ、物語はレイ&デイヴ・デイヴィスの姉ローズが1960年代初めに夫のアーサーと共にオーストラリアに移住すると決めたことに触発されています。

アルバム『Arthur』の主人公は労働者階級のアーサーで、彼の家族の物語を通して、ヴィクトリア朝末期から第二次大戦後までの英国の過去と現実を浮かび上がらせています。

今回、アルバム『Arthur』の50周年を記念して、レイ・デイヴィスと劇作家のポール・シレットは、アルバムの楽曲が語る物語を新たなドラマに変えています。

アーサー役はリー・ロス、ローズ役はロージー・カヴァリエロ。レイ・デイヴィスはプロデューサーとして参加しています。

レイ・デイヴィスはプレスリリースで“アルバム『Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)』は現実の出来事に影響されています。アーサーの世代は戦争から戻ってきて、今日のような文化的、社会的変化と政治的不確実性の真っただ中にある英国の未来を見つけようとしました。私たち全ての明日を舞台にした演劇です”と語っています。

なお、アルバム『Arthur』は、発売50周年を記念した50thアニヴァーサリー・エディションが海外で10月25日に発売されます。