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ウェイン・ショーターが43年ぶりとなるブルーノート・レコード復帰作を2013年2月発売、3月には来日公演も

2012/10/24 09:43掲載
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Wayne Shorter
Wayne Shorter
ジャズ・サックス奏者/コンポーザーのウェイン・ショーター(Wayne Shorter)がブルーノート・レコードに復帰。同レーベルからのリーダー作としては43年ぶりとなる新作『Without A Net』を米国で2013年2月5日に発売。ダニーロ・ペレズ(ピアノ)、ジョン・パティトゥッチ(ベース)、ブライアン・ブレイド(ドラム)によるカルテット作。欧州ツアーからのライヴ・レコーディングを中心とした全9曲入り。

また3月には来日公演を開催。東急シアターオーブで行われる<JAZZ WEEK TOKYO 2013>に出演するもので、ウェイン・ショーター・カルテットの出演は23日(土)と24日(日)。

以下は、新作の海外プレスリリース日本語訳

伝説的ジャズ・サックス奏者兼コンポーザーのウェイン・ショーターがブルーノート・レコードに復帰。2013年2月5日、同レーベルからのリーダー作としては43年ぶりとなる『Without A Net』をリリースする。率いるのはダニーロ・ペレズ(ピアノ)、ジョン・パティトゥッチ(ベース)、ブライアン・ブレイド(ドラム)という、おなじみのカルテットだ。

2013年に80歳を迎えるショーターの、ブルーノートでの初のレコーディングは1959年、アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャーズの一員として活躍していた時のことだ。早熟な26歳のテナーサックス奏者(そして多才なコンポーザー)はレーベル創設者アルフレッド・ライオンの目にとまり、やがてソロとしてのレコード契約をとりつける。以来、1964年から1970年にかけて、『Night Dreamer』、『Juju』、『Speak No Evil』、『Adam's Apple』、『Schizophrenia』、『Super Nova』といった名盤を数多く残したが、それはちょうどマイルス・デイヴィスとの活動を並行して行っていた時期に重なる。最初は先駆的クインテットのメンバーとして、やがてデイヴィスの初期フュージョン期の名盤の数々ともに残した一人として。

「ウェイン・ショーターは我々の時代が誇る最も優れたミュージシャンの一人であり、コンポーザーだ」と語るのはブルーノート・レコード社長のドン・ワズだ。「80歳にして、そのパワフルさは最盛期を迎えており、彼のキャリアの中でも最高峰と呼ぶにふさわしいバンドがそれを支えている。43年ぶりにウェインをブルーノート・レコードに迎えられることはアイディアとしてはロマンティックなことだが、彼の不朽の魅力はそんなノスタルジアに溺れることを頑として拒むところにある。実際、新作『Without A Net』がこれほどの必聴盤になりえたのも、絶え間なく前進し続けたいというショーター氏自身の強い決意があるからなのだ。」

彼自身ずっと思い求めているという音楽的発見の旅を、ショーターはこのように説明する。「今、我々アーティストが直面するのは、いかに“特異性”、“事象の地平面”を作りだすかというチャレンジだ。なぜなら自我が左右する行動サイクルは、それが繰り返されることで、人間を停滞させ、究極の冒険という名の人生の入口を閉ざしてしまう。だからこそ、そのサイクルを人間は打破せねばならないんだ。」

『Without A Net』は2011年暮れのウェイン・ショーター・カルテット欧州ツアーからのライヴ・レコーディングを中心とした全9曲による音楽のジェットコースターだ。23分間の音によるポエム「ペガサス」だけは、それ以前に、ロサンゼルス、ウォルト・ディズニー・コンサートホールでイマニ・ウィンズを迎えて録音されたものだ。収録曲中6曲がショーター自身のペンによる新曲だが、「オービッツ」(マイルス・デイヴィスの『マイルス・スマイルズ』収録)と「プラザ・リアル」(ウェザー・レポート『プロセッション』収録)というショーター作品2曲が新たなヴァージョンに生まれ変わっている。タイトル曲は1933年のミュージカル映画『空中レヴュー時代』からとられており、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画初共演作として、ショーターのような映画通にはおなじみであろう。

(*Without a netとは安全ネットなしに、という意味。映画の空中レヴューシーンにひっかけていると思われる)


●『Without A Net』

1. Orbits
2. Starry Night
3. S. S. Golden Mean
4. Plaza Real
5. Myrrh
6. Pegasus
7. Flying Down to Rio
8. Zero Gravity
9. UFO

<〜シアターでジャズを〜渋谷初の大人の一週間〜
JAZZ WEEK TOKYO 2013
ジャズウィーク東京 2013 @ 渋谷ヒカリエ 東急シアターオーブ>


会場:東急シアターオーブ(シブヤヒカリエ11階) 

日時:2013年3月22日〜3月27日(チケット一般発売は2012年11月24日)
チケット:各8,000円(税込)

※ウェイン・ショーター・カルテットの出演日時は下記になります。
3/23(土)19時開演/18時半開場
3/24(日)18時半開演/18時開場 


詳細は以下公式サイトにてご確認ください。

http://jazzweektokyo.com/