雰囲気のあるアンビエント・ピアノ曲"Winter Sun"と"Midnight Sun"に挟まれて、アルバムはメランコリックでありながらアップビートなリードトラック"At the Top of the Hill、They Stood"、...壮大なサウンドトラックのようなイメージの"Chapter"、透明感のあるフォークトロニカ"Pythagorus on the Line Again"など、彼らの楽曲を象徴するコンテンポラリーなクラシックサウンドを組み合わせて氷河のミニマリズムを足取り軽く横断。それはハーモニクスの原理に基づいた1993年のペンギン・カフェ・オーケストラによる作品『Union Cafe』の場所に戻ってきた事を意味するのです。メロディーが異世界の広がりを呼び起こします。ミニマリズム、クラウトロック、そこにレーベルメイトであるルボミール・メルニクによるピアノなどが加わり全体に微妙に変化するリズムの繰り返しがあります。アーサーは影響を受けた自身の旅行経験を反映した楽曲を形作ることで、円を描くような動きのあるアルバムを作り上げました。
●『Handfuls of Night』
1. Winter Sun 2. Chinstrap 3. Chapter 4. Adelie 5. At the Top of the Hill, They Stood... 6. Pythagoras on the Line Again 7. The Life of an Emperor 8. Gentoo Origin 9. Midnight Sun