
24時間テレビアニメスペシャル『大自然の魔獣 バギ』 (C)手塚プロダクション
日本テレビ『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』用に制作された24時間テレビアニメスペシャル第7弾『大自然の魔獣 バギ』(1984年)が手塚プロのYouTube公式チャンネルにて期間限定で無料配信中。
■24時間テレビアニメスペシャル『大自然の魔獣 バギ』
日本テレビ系放映/90分/カラー
手塚プロダクション/1984年8月19日 日曜10:00〜11:45
<ストーリー>
ところは南米の某所。日本人ハンターのリョウこと良介は、現地の人々が悪魔の乗り移った獣として恐れを抱くバギと一戦を交えるべく、奥地へと向かってバイクを走らせた。到着した広場には泉があり、バギはそこが水でいっぱいに満たされる毎日11時40分にこの場所に必ずやってくると言う。現地人の案内の少年・チコの言葉を信じ、張り出した岩の下に身をひそめてバギの出現を待ち構えるリョウ。現在時刻は10時10分。対決の時を1時間半後に控えて、リョウはチコに向かってバギの秘密を述懐し始める。
<解説>
『24時間テレビ』のために作られたスペシャルアニメの第7弾は、宇宙でも未来でもなく、現代が舞台、しかも物語進行と現実の時間経過がシンクロする、という古くは『真昼の決闘』、最近では『ニック・オブ・タイム』などが使った手法を用いて物語のリアリティーを高めています。いままでのように手塚治虫の人気キャラクターのゲスト出演もいっさいなく、あくまでも「いまここにある危機」をこそ手塚治虫は描きます。原案、構成、演出、キャラクターデザイン、作画監督、原画、動画、さらに色指定と、ひとり9役で奮闘する手塚治虫の熱意に圧倒されてください。いまここにある危機。それは「遺伝子組換え実験」です。これは政府が遺伝子組換え実験を正式に許可した1984年に製作されました。
<配信スケジュール>
期間限定配信中 8/21〜9/2 14時まで
<スタッフ>
原案、構成、作画:手塚治虫
企画:都築忠彦(日本テレビ)
プロデューサー:堀越徹(日本テレビ)、松谷孝征(手塚プロダクション)
音楽:羽田健太郎
演出:手塚治虫、小熊公晴
美術監督、設定デザイン:宮本清司
アシスタントプロデューサー:久保田稔
制作デスク:榎本裕
キャラクターデザイン:手塚治虫、西村緋禄司
原画:西村緋禄司、小林準治、吉村昌輝、加納薫、瀬谷新二、正延宏三、緒方泰彦、宇田川一彦、加藤誠一、神宮慧、三輪孝輝、谷沢豊、高橋信也、金山明博、広田麻由美、野間吐史、千明百合、大原和男、金澤勝真、鈴木伸一、金海由美子、しまだひであき、手塚治虫
色指定:手塚治虫、鈴木一海、増田よし子、藤田理香
美術ボード:宮本清司、石津節子
背景:平城昌治、明石貞一、下野哲人、石津節子、野村正、手塚プロダクション漫画部
メカデザイン:青井邦夫
撮影監督:菅谷信行
編集:井上和夫、井上編集室
録音監督:加藤敏
製作:日本テレビ、手塚プロダクション